ペレットストーブは予想以上に手軽ではなく導入に覚悟が必要

ペレットストーブは煙が少なくて住宅地でも近所迷惑になるリスクも低く、また炎が見えて癒されるというのが最大のメリットだ。

ペレットストーブの炎

電気製品の良さも多少はある。(機種によって)スイッチを押すだけで簡単に点火できるし、タイマーを設定すればオンオフの時間も設定できる。温度設定もできるので、出力を自動制御してくれる。薪ストーブよりも圧倒的に手軽で便利というイメージも外れてはない。

電気製品なので、故障のリスクがあることも、宿命だ。

エアコンや石油ストーブなど違って木質燃料を燃やしているので、毎日、毎回メンテナンスは必須だ。電源のオンオフは自動だから何もしなくて良いと考えてしまいがちだけど、燃焼ポットに溜まった灰や、燃えカス、灰が固まってガラス質になったクリンカの撤去、清掃が必要だ。

また、本体内部の排気経路の清掃も1か月に1度位はした方が良い。本体から外の排気管の清掃は2-3か月に1度位した方が良い。

このように毎日毎回のメンテ、数か月に1度のメンテが必須だ。これを怠ると、燃焼効率が悪くなって、ガラスが煤けたり、暖かさがイマイチになる。電子制御されているから、そういう状態でも強引に燃やしてしまうけど、排気が詰まった状態だと本体に負荷がかかって寿命が短くなる。エアコンや石油ストーブのように1-2年に一度のメンテというわけにはいかない。

正しい使い方で、なおかつ、きちんとメンテしているという前提で・・・20-30年使えるシンプルな薪ストーブとは違って、ペレットストーブの寿命はせいぜい10-15年程度だ。センサーや基盤、電子部品などは半永久的には使えない。修理の際はそれなりに高額になることを覚悟しておく必要がある。

また、ペレット燃料の保管場所のことも無視できない。1か月10kg入りの物が30袋必要で、1シーズン100袋使うとして、その量を置けるスペースが確保できるかどうかも考えておく必要がある。どの位の量かイメージがわかないかもしれないけど、軽トラの荷台3杯を満載する程度だ。それを収納するには、2坪位の物置小屋満載になる程度の容積になる。

一気に買うのが大変だと思うならば、1か月ごとに30袋づつ(軽トラ1杯分)づつ調達するとしても、それなりに大変だ。

自分で買いに行けない場合は配達ということになる。そのためにはペレットの購入費用だけでなく、配達料金も無視できない。最近では配達料金もそれなりの金額になってきているので、配達料金込みの実質調達価格は10kgの1袋あたり1,000円程度見ておいた方が良いと思う。つまり燃料代は1か月あたり3万円程度かかるということだ。

「薪を自分で作れないからペレットストーブ」と考えている人もいるかもしれないけど、薪だって配達してもらって購入することは可能だ。必ずしも自分で作る必要はない。業者によるけど、軽トラ1杯分で3-4万円程度が一般的だ。つまり、薪もペレットも1回軽トラ満載で配達してもらえば、同じ位の費用負担でいけてしまうのだ。

ペレットストーブの導入を考えている時には、「電気製品だから楽勝」と甘く見ないで、薪ストーブと同じ位か、それ以上の覚悟を持って踏み切ることをお勧めする。

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