Categories: 煙突

原点回帰したメトス煙突の丸トップSMT-5B

SMT-3B、SMT-4B、SMT-5Bと世代を変えてモデルチェンジしてきているメトスの丸トップだ。

一世代前のSMT-4Bは丸トップの形状が小さくて、丸トップ内部の金網が入っている他社製でもよくあるパターンだった。

二世代前のSMT-3Bは最新世代のSMT-5Bと全く同じ丸トップの形状で、コネクター部分にも爪があってロックする仕様だった。SMT-5Bは、コネクター部分が爪無しで方向を気にしないで簡単に着脱できるように、メンテナンス性をさらに重視した設計と良い意味では言える。「爪をプレスする工程を落としてコストダウン」「前と全く同じにしてSMT-3Bに戻す?」みたいな現実的な大人の事情もあるだろうけど・・・。ちなみに、どちらも、最終的なロックはロッキングバンドで行う。

メトス煙突の丸トップの変遷の経緯について、考察してみる。

2世代前のSMT-3Bはスリットが狭くて、正しく薪ストーブを焚かないと、煤やタールで詰まりやすい。それによるクレームが多く、開口面積の広いSMT-4Bにモデルチェンジしたのだと思う。こちらは、開口面積はSMT-3Bに比べて何倍も大きいので、何の対策もしないと鳥が侵入してしまう。その対策として丸トップ内部の金網を入れ込んだ設計となっている。

金網を埋め込むのも一長一短で、室内側からドリルで回転式のブラシを入れると干渉してしまい破損のリスクがあるし、金網にブラシが邪魔されて外側の丸トップ本体まで掃除できない。また、SMT-3Bの煤やタールを詰まらせるような稚拙な焚き方をしている場合は、たとえ開口面積を増やしたとしても、金網部分で詰まらせて、結局同じことになる。

そこで、原点回帰でSMT-3Bと同じ形状に戻して、取り付け時の位置を気にしないで簡単に着脱できるように、コネクターを爪無し仕様に変更したということだと思う。

これはメトスに確認を取ったわけではなく、私の勝手な想像なので、外しているかもしれないので、参考程度に受け止めて欲しい。

直近の工事で、お客様の希望と現場の状況により、久々にメトスの煙突を使う機会があったので、煙突の変化、時代の変遷を感じた。

メトスの最新バージョンの丸トップSMT-5B

トップ上側は、煙を通すが、鳥が入れないスリット

下部もトップより若干広いが、鳥は入らないスリット

トップの淵の上下から煙を排出して、雨は煙突内部に入らない構造になっている。シンプルで、メンテナンス性に優れている、メトスオリジナルの形状の丸トップに戻って、うれしい。

このように、繋いでしまったら違いなど、ほとんど判らない煙突だけど、実はかなり大きな違いがあるのだ。信頼性の高い、国産の二重断熱煙突を使うのが、お勧めだ。

工務店、設計事務所の言いなりで薪ストーブ工事、煙突工事をすると、以下のようになってしまうケースが多いので、薪ストーブ工事は建築工事とは、分離発注して高品質の物を使おう。

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