薪ストーブからの煙や一酸化炭素の室内側への漏れ

良好なドラフトで煙突から排煙されている正常な状態で薪ストーブを焚いていれば、室内に煙やCO(一酸化炭素)が漏れることは、ほぼない。

しかし、室内側が負圧になり過ぎたり、煙突トップが詰まるなどの状態では、煙やCO(一酸化炭素)が室内側へ漏れるリスクもあるので、適切な設計と取り扱いをしてやることが重要だ。

普通に薪ストーブを使っている分にはCOセンサーやCO警報機を設置するほど、神経質になる必要はないと個人的には考えている。

しかしながら、ストーブの炉内から熾火を室内側に取り出すと、熾火の炭から多少のCOが室内に放出される。あまりに高濃度になると一酸化炭素中毒になる。室内の広さ、気密性などによって問題となることもある。

今回、薪ストーブの炉内から熾火を回収して、料理の熱源にした。

その際、COセンサーを置いてチェックしてみた。それまで薪ストーブを焚いている時には、一度もCOセンサーの数値がカウントされたことがなかったけど、この状態だと数値が出た。安全圏内で問題ない数値だったけど、このように感度の良い測定器があると、数値化できて明確に判断できる。

このCOセンサーはUSBのタイプCで充電できて、一度満充電すると、数日間使える。COだけでなく、CO2の濃度も同時計測できるので、室内(や車内)の二酸化炭素の濃度が高くなってきて、換気した方が良い時の目安にもなる優れものだ。また、温度や湿度も常時計測してくれて、同時に4つの空気中の環境をチェックできる。

炉内の熾火を取り出して、COセンサーで数値を測定

熾火の上でバーニャカウダ

北軽井沢店には七輪がなかったので、とりあえず金属製の皿の上に熾火を乗せて熱源にしたけど、空気の流れが良くないので、時々火吹き竹で空気を送り込んでやる必要があった。そうしないと、消えてしまう。

七輪だと、常時空気の流れが発生するので、調理の際の利便性が全然違う。

テーブルの上で七輪を使うならば、水冷式でテーブルに炭火の熱が伝わりにくい、このような製品が使い勝手良いと思った。

白ワインと一緒に薪ストーブの前で楽しむ

↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
(ランキングに参加しています)


にほんブログ村

かわはら

Recent Posts

薪ストーブの焚きつけ方法3選

薪ストーブの焚きつけ方法は人そ…

7時間 ago

クッキングストーブは料理と暖房で一石二鳥

「クッキングストーブは料理しか…

2日 ago

薪ストーブとペレットストーブの違い

「薪ストーブは薪をくべるのが面…

3日 ago

雪のちらつく北軽井沢で、薪小屋への薪の積み込み後の焚火

満載になった薪小屋の前で、暖炉…

5日 ago