Categories: 煙突

高気密高断熱住宅への煙突施工の方法

吹き抜け上部の足場

前回のチムニーへの煙突取り付け工事の時に養生しておいたビニールを一度はがす。チムニー天端の架台の上にも断熱材を敷き込んで、それなりの断熱、気密は取っているけど、室内の建築工事での作業中の熱気、湿気で架台の下側が結露していたであろう痕跡が見られた。

ちなみに、チムニーへ角トップを取り付ける際も、気密が失われないように、煙突と架台、架台とチムニー天端の取り合い部分をコーキングや防水テープで気密処理をしてあるし、結露防止の断熱材も架台の上に入れてある。

今回、薪ストーブを設置する家は、かなり本格的な高気密高断熱住宅だ。

内装の石膏ボードの施工前に気密シートで家全体を覆っていて、湿気や空気の逃げ場が他に全くない仕様の住宅なので、現在のチムニー内部の煙突貫通部分が、唯一の外気に近い温度に触れる場所だから、無理もない。煙突の貫通部分も他の部分と同様の気密、断熱処理をする必要がある。

セラミックスーパーウールをみっちり詰込んで断熱処理

化粧板の当たるところはコーキングで気密処理

煙突と化粧板の取り合い部分もコーキング処理

高気密高断熱仕様の住宅では、煙突貫通部分の断熱や気密が甘いと、室内の空気と、チムニー天端の角トップや囲いフラッシングから結露水が垂れれくるというような問題が発生する。そのため、断熱欠損、気密欠損が生じないように、家の断熱ライン、気密ラインを考慮して、一連の流れを崩さないように同様の処理を施す。

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