屋根から立ち上げたストレートの煙突の抜け、引きが良いのは構造上明らかだが、様々な制約から必ずしもその通りの煙道設計ができるわけではない。
我が家は吹き抜けがない普通の二階建てなので、一階の居間に薪ストーブを設置するとストレートに煙突を立ち上げるのは難しい。そこで一般的には壁抜きの施工となるが、壁に穴を開けずに済ませるやり方を考え付いた。窓を開いてできた窓枠スペースの内側に木材でさらに枠を作って、そこにケイカル板を張り付けてそこに煙突を通すというやり方だ。
壁抜きしてそれほど距離がなく立ち上げることができれば水平引きでも問題ないのだが、我が家の場合は煙突を抜いた上にはベランダがあって、2.5メートルになってしまう。さすがにその距離を水平引きすると、流速が落ちたり、引きが弱くなったり、煤が積もりやすくなってしまうことはやる前から想像がついた。そこで、水平引きにはしないで傾斜角度をつけて外に出すやり方を採用した。
市販の45度とか60度とかのエビ曲がりのエルボを使えると製作がラクなのだが、それだと角度と距離の関係でベランダに干渉してしまう。考えた結果、現物合わせができるフレキ管を使って処理した。二重断熱煙突したのだが、内側はアルミだと耐熱性が足りないので、内側にはステンレス製のフレキ管を、外側にはアルミのフレキ管を使った。その隙間はロックウールやグラスウールで充填して断熱処理した。全てDIY設置したので格安で二重断熱煙突を試すことができた。