暖房器具としての本格的なロケットストーブを見学してきた

以前、一斗缶で調理器具としてのロケットストーブを作ってその高性能ぶりを紹介した。少ない薪で、効率良く燃えてくれるので非常に燃費が良く高性能で、普通の鋳物製薪ストーブの常識を覆すものだ。

前からずっと気になっていたロケットストーブを作った。これは少ない薪で効率良く燃焼してくれる凄い薪ストーブなのだ。自分で作る前には「ド...
今回の長野行きでは、宅内に設置した暖房器具としてのロケットストーブを見学する機会にも恵まれた。私が作ったポータブルの簡単なものとは違って、耐火煉瓦で燃焼室を組んで、その周りをレンガで覆って、燃焼塔(ヒートライザー)部分は鉄板で囲った本格派だ。
ガスバーナーで一気に焚きつけ
ヒートライザーから出た排気は横引きで、レンガで作ったベンチの中を通った後に屋外へ排出される。真冬に長時間稼動させていると、このレンガにも蓄熱されていく。
普通の薪ストーブのように煙突のドラフト(引き)で燃やすのではなく、燃焼塔(ヒートライザー)の中で強烈なドラフトが生まれて、そこから押し出されて排気されるのだ。そのため長い横引き排気のみでの燃焼が可能となる。
煙は燃焼塔(ヒートライザー)に引かれ室内側には出てこない

製作者は「燃費は薪ストーブの4倍(1.4倍ではない!)」と言っていたけど、それもあながち嘘ではないのが、自分の試作経験でも理解できる。

軽井沢の氷点下10℃になる気候でも1シーズンに必要な薪の量が1トン程度で済んでしまうということだ。
しかも、その薪もチェーンソーで切って、斧で割ってという手間をかけずに、そこらへんの樹木の下に落ちているような指の太さ程度の枯れ枝を集めてくれば十分という、薪集めの苦労がほとんど要らないことも特筆できる。

普通の薪ストーブを使うのにあたって薪集めが負担になる人でも、ロケットストーブであれば、燃料調達の負担は明らかに小さい。薪集めの苦労を考えて躊躇している人は検討の余地があると思う。

また本格的な煙突を立ち上げる必要がなく、FF式のストーブのように排気パイプを壁から横出しでも全然OKなので煙突配管工事も比較的容易だ。

問題点はある程度の大きさの燃焼塔(ヒートライザー)が構造上どうしても必要になるので、その置き場と見栄えをどう考えるかと、燃料の補充や枝の配置などの、火のお世話を薪ストーブより頻繁に行う必要があるので、あまり長時間目を離せないことだ。薪ストーブだと1時間くらい放置しても大丈夫だけど、このタイプのロケットストーブは20-30分で下の写真の量の薪が燃え尽きてしまうからだ。

燃料の供給方法を工夫してもっと長い枝を挿せるようにすれば、便利になると思う。

かわはら薪ストーブ本舗では薪ストーブやペレットストーブの設置、施工はもちろんだけど、今後はロケットストーブにも取り組んで行きたい。設置を希望する人はぜひ相談して欲しい。

燃料はこれだけで、効率良く完全燃焼している
←にほんブログ村 ライフスタイルブログ
薪ストーブ暮らしのランキング表示
左のバナーをクリックいただくことによって、はじめて【週間IN】の数字にカウントされて、それが順位に反映していきます。
更新の励みになりますので、訪問の足跡代わりにポチッとクリックをお願いします。
ちなみに表示される【週間OUT】の数字は、ブログ村から私のブログを見に来る人の数です。

かわはら

Share
Published by
かわはら

Recent Posts

煙突掃除は毎年シーズンオフの今の時期が基本

薪ストーブの煙突掃除は毎年シー…

4時間 ago

チムニーボールで煙突掃除

比較的暖かい地方では、薪ストー…

1日 ago

炉壁やり直し工事の途中経過

一度貼り付けたタイルを剥がして…

4日 ago