前からずっと気になっていたロケットストーブを作った。これは少ない薪で効率良く燃焼してくれる凄い薪ストーブなのだ。自分で作る前には「ドラム缶や一斗缶の焚き火と変わらないのでは?」と半信半疑でいたが、実際に焚いてみると、親指程度の太さの枝が数本あればそれでお湯を沸かしてしまうことができる魔法のような威力だった。そしてその薪もわざわざ炉内に入るサイズに切りそろえることもなく、長い枝のまま拾ってきて、燃えた分だけをどんどん押し込んでやれば良い手軽さだ。チェーンソーや斧などの道具が不要なのもうれしい。
仕組みは簡単だ。L字型のエルボと直の煙突管を組み合わせて一斗管やオイル管などの中に入れてやり、断熱材(灰でも可)で充填して、二重断熱煙突のようにしてやるだけだ。簡単な工作で短時間でできる。燃やしてみて解ったけど、煙突の中で火を燃やすというのは煙道火災をそのままミニチュア版で行っているようなものだ。(逆にこれを実体験すると煙道火災の怖さを知ることができる)
動画や文字を見て表面をなでただけでは、本当のことは理解できない。その気になれば誰にでも作れる。作り方の動画をYoutubeで見つけたので別の記事で紹介しておこう。この週末に挑戦してみてはどうだろうか?これまでの薪ストーブに対する既成概念が打ち砕かれること間違えなしだ。
燃料は普通は捨ててしまうようなこんな枝が最適
それを横引き煙突の中で燃やすだけ
全然煙が出ないし、煙突内部にも煤が全くついてないのに注目
ヤカンを乗せると底に炎が当たる
(直射日光の照りつける環境で炎が見える程の火力)