薪ストーブや煙突の個人輸入を考えている人へ

けっこう「薪ストーブを個人輸入したいから相談に乗ってくれ」というメールや内緒コメントをいただくことが多い。「相談」というのがどういうものなのかは人それぞれだ。「本気で自分でやりたい」と判断できた人には実際に具体的なアドバイスをしている。しかし「面倒なことは自分ではやりたくない」みたいな雰囲気の人は、基本的には最初から断っている。
薪ストーブに限らず、個人輸入するにはそれなりのリスクもある。たとえば何十万円もの代金を払っても、品物を送ってこない業者だってあるかもしれない。あるいは送られてきたら商品が壊れていたり、違う商品だったりすることもあるかもしれない。もちろん私がコンサルしたケースではそうならない方法やノウハウを提供しているので、これまで数件やってきて、そんなことは一切ないけれども、安易に人にお任せで考えている人だと、そういうトラブルに陥りやすい。
まずは海外で薪ストーブを売ってくれる販売店を見つけるところからはじまる。外国語ができる人の場合はネットで検索して、メールや電話で直接やりとりするのが早いだろう。外国語ができない人の場合は、その国の大使館の貿易(通商)担当の窓口に行って、紹介してもらうのが良いだろう。大使館を通訳代わりに使ってしまうくらいの考えで取り組もう。その国の業者に取っては、大使館からの紹介を受けた案件なので、あまりひどい対応はできないというプレッシャーにもなっているから、安心感が違う。
また日本で商品を買うように、注文したらすぐに届くわけではない。業者の選定をしてから実際に品物が日本に届くまで数ヶ月から半年程度かかることになる。新築時には前もって計画的に動かないと屋根工事の時にフラッシングなどの部材がないというようなことになって余計な経費がかかってくる。
船に積み込んでから到着するまでだけで、こんなに月日がかかっている
そして注文して到着を待つわけだけど、宅急便や郵便物のように自宅へ配達してくれるわけではない。自分で日本への船便の手配をして、関税を受けて「素人は来るな!」みたいな雰囲気の保税倉庫に取りに行く必要がある。こういう手配も全部自分でやることになる。自分でやらずに代行させる場合にはそれなりの経費もかかってくる。運送会社に任せたところで、重量物の薪ストーブを自宅前の道路にパレットごと降ろされるだけで、室内に運ぶところまでやってくれるわけではない。
「素人お断り!」みたいな雰囲気の保税倉庫の事務所
もたもた歩いていると大型コンテナやフォークリフトに踏み潰されちゃう引取り場所
長蛇の列の順番待ちで殺伐とした雰囲気の中の積み込み
梱包のラップを開封
確かに生産国での薪ストーブや煙突の値段は日本で買う半額くらいだ。合計で40万円あればたいていは買えるだろう。しかし、保税倉庫に到着させるまでの輸入経費に20万円はかかるだろう。
そして、現地との注文時の交渉、運送の手配、保税倉庫への引き取り、搬入、そして一人では設置できないから設置の際に人を呼ぶのにもさらに経費がかかって、全てを金銭換算すれば、直接の個人輸入代金の他に付帯費用として10万円くらいはかかると思う。
つまり個人輸入で海外の高級薪ストーブを導入する場合には、総額でだいたい70万円くらいは見ておいた方が良い。もちろんそのときの為替相場や運賃情勢などで多少前後することがあるのは言うまでもない。ラッキーで全てがパーフェクトに進んで、なおかつ海外での消費税の還付手続きまでやれば60万円で済むケースもあるし、輸入した部品が足りなくて買い足したり、余ったりで80万円くらいかかってしまうケースもあるかもしれない。
薪ストーブ屋さんに依頼すれば100万円コースで自分では何もしないでお任せするのか、あるいは自分でかかりっきりで苦労して個人輸入して概ね30万円を浮かすかという選択となる。
決して「自分では何もしないで、お任せで30万円浮かしてやろう・・・」という安易な気持ちで問い合わせしないで欲しい。「自分でリスクを背負って、自分が苦労して30万円浮かしたい!」という覚悟のある人だけ相談に応じます。
「自分で何もしないでお任せで輸入代行」と考えている場合は、私個人に輸入代行手数料として20万円、経費や商品代金も含めて全額を前払いでいただけるなら受けるかもしれない。この場合は、普通に薪ストーブ屋さんでお任せで取りつけるより10万円程度安くなると思うけど、そのくらいならば、普通に薪ストーブ屋さんで取りつけた方が良いと思う。

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