私のお客様の設置後の初火入れでの取り扱い説明時には、「初日からいきなり薪ストーブ料理」となるケースも多い。その時にそのお家にある食材や道具によって内容は異なるので、臨機応変に対応している。
今回は、秋刀魚と野菜の煮物、カボチャの煮物、冷えたご飯の温め、お味噌汁の温め、焼き芋と5品も作った。

取り扱い説明時に、いきなり5品の薪ストーブ料理となった
煙突を天板から出すと鍋が2つしか置けないけど、背面から出すと4つ楽勝で置けるようになる。

煙突を背面出しにすることによって天板が広くなる700SL
一見して広い天板の640CBJや760CBJは鍋がたくさん置けて天板料理もさぞかしできるだろうと思ってしまいがちだけど、天板が二重構造になっているので温度が上がるまで時間もかかるし、パワーもいまひとつだ。
しかし、700SLの場合は炎が直接天板に当たるタイプなので、ガツンと天板の温度が上がって天板料理もバッチリこなせる。天板が狭く見えてしまうのが敬遠される理由の一つだけど、煙突を背面出しにすることによってその弱点は解消される。この煙突配管で無敵のクッキングストーブになる。料理にフル活用したい人には、ぜひとも検討してもらいたい方法だ。45度に傾けたコーナー設置にすれば、デッドスペースの活用にもなり、煙突が後ろに出ても薪ストーブが室内側へせり出てくることもなく、お勧めだ。

カボチャの煮物も短時間でグツグツ沸騰してストレスを感じない
背面から煙突を水平引きしている部分にダンパー設置して、熱の放出を遮り、炉内へ熱を溜め込み、燃費を良くするようにした。

ホクホクで柔らかく仕上がった

ジャガイモは濡れ新聞紙とアルミ箔に包んで適当に転がして柔らかくなったら完成。バターと塩でいただくと絶品

もう一品の秋刀魚と野菜の煮物も、ニンジンの甘さが際立つ
冬場には薪ストーブで調理すると、食材の味そのもので勝負するシンプルだけど美味しい料理が手軽に味わえる。天板に乗せておくだけで簡単にできるので、炉内調理に挑戦する前に、まずは天板を使ってみよう。
ちなみに、炉内での調理は、炎が落ちた熾き火状態の時に行う。
このようにお客様の状況や時間が許せば、トコトン時間をかけた取り扱い説明を行っている。「火入れ式」と称する焚きつけだけやって速攻で帰るようなことはしない。
初めての薪ストーブを使う初心者の人には二次燃焼のタイミング、薪の追加投入のやり方など、実際にやって見せないと、なかなか理解してもらえないからだ。最初から正しい使い方を身に着けるのは幸せな薪ストーブライフを送るためには必須と考えている。煙モクモクで近所からクレームもらってしまうようなトラウマは絶対に私のお客様には味わせたくない。
そして、薪ストーブ料理を楽しむコツも実際にやって見せるのが一番だ。基本的な暖房器具としての使い方だけでなく、調理器具としての使い方や楽しみ方も含めて実演できて良かった。
取り扱い説明の後は、薪ストーブで作った料理をみんなで美味しくいただいた。
★従来から登録中のブログ村ランキング★

※前日のアクセス数、クリック数(率)のデータ公開は終了しました…..
★楽天人気ブログにも新規登録しました★
![]()
薪ストーブ暮らし ブログランキングへ
★FC2ブログランキングにも登録しました★


コメント
広々の天板、料理の楽しみも広がりそうですね!
質問なのですが、ダンパーは水平になった口元すぐ近くの部分でないとやはり効果は出にくいのでしょうか?今回使用されているのは、ヨツールパイプシステムの250のダンパー付の二重煙突でしょうか?それを背面の口元に水平につけ、その後ドレン付二重煙突のT字で立ち上げているのでしょうか?
そうすると上部より抜いた場合と比較して50cm以上前にせり出す感じでしょうか?
拙宅の700SLは天板上部よりダンパー付二重煙突を出しているのですが、もしいつか背面抜きに変更したくなった場合、T字をひとつ買い足して背面出しにし、そこに現在使っているダンパー付の250をつなげられるものかお伺いしてみたく、書き込みました。(自分の質問をコメントに混ぜてしまいすみません。)
mkさま:
この天板の広さは魅力です。
今回は薪ストーブの天板からではなく、背面から水平に出して、口元にいきなりヨツールパイプシステムの250Lダンパー付きをつないでいます。そしてその後でドレン付きTで立ち上げています。
この接続だと50センチ以上せりだしていると思います。今回は煙突立ち上げスペースが確保されていたので、この配管ルートを取りました。
mkさま宅の場合はTを一つ追加すれば、ダンパー付き250Lを使って接続可能です。背面が広く使える分、薪ストーブの前面スペースが狭くなるという感じになります。
口元すぐでなくても、Tで立ち上げた後でも大丈夫ですよ。口元に近い方が理論的には望ましいですが、大差ないです。
天板が広いとおける個数のみならず、鍋等の大きさも神経質にならずに済むのがうらやましいと思いました。上部出しですと直径の大きなものですとちょっとはみ出てしまいますのでお店でも実寸を測ってみたりして慎重に検討しています。多少はみ出ても加熱に支障はそれほどないにしても、やはりひっかけたり落としたりしやしないかとひやひやしそうです。
上部抜きから背面抜きへの変更がT字を買い足すだけで可能で、その上にダンパーをつなげても機能するのであれば夢が持てます!その場合せり出すのは30センチ弱ですね。まずはワンシーズン現状のまま使ってみてじっくり考えたいと思います。
ところで以前の記事で、背面抜きの場合はすっぽ抜けないように固定する、とありましたが、固定するための部材は何か買う必要があるのでしょうか?それとも最初からストーブ口元の内部にそのような部材がついているのでしょうか?
mkさま:
とりあえずは今シーズン使ってみてからまた考えるというので良いと思います。
後から色々変更するのも楽しいものです。
背面出しの時の煙突固定用の部材も必要になります。数千円程度でそれほど高くないですよ。
この現場で工事の時に写真を撮ってきました。
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-743.html
記事をうろ覚えのまま質問してしまいましたが、まさにこちらの現場での写真を自分は見ていたのですね。きちんと見直さずすみません^^;
写真にばっちり250のダンパー付を水平に背面口元につけているのが写っていましたね!(前からの写真のみだとやはり実際の距離感てわからないものですね。)その際の固定用の部材も数千円で用意ができるのならありがたいし何より安心ですね。ご回答をありがとうございました!
mkさま:
実際に自分が現場を見てない限りは写真だけだと、判りにくいので無理はないです。問題ないですよ。
イメージをつかんでいただいて、良かったです。
川原さん お世話様です。
何点か教えてください。
1.煙突天板だしと背面出しでは排気の向かう方向からして天板出しのほうが温度は上がりやすいのでしょうか?
2.640CBと700SLの天板では
640は二重になっていて700S
Lは一重ということは700SLの
ほうが天板に厚みがあり頑丈に作って
あるのでしょうか?
3. クリーンバーンの場合は
バッフル板がありますが、料理メイ
ンで使う予定の際等には、バッフル 板を外してアンコールなどのように 直接焔を天板に当てて・・という
使用方法もありなのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですがよろしくお願いします。
お木楽男さま:
天板の温度は両方とも大差はないですが、若干背面出しの方が経路が長い分だけ上がりやすいと思われます。
機種による天板の厚みの違いはあまり意識したことないですが、当然設計時に直接炎が当たる前提、炎が当たらない前提と、形状も含めて違っていると思います。
バッフル板を外すと異様に燃費が悪くなるし、炉内温度が上がらないので逆効果だと思います。
勉強になります。
また教えてください。
お木楽男さま:
はい。疑問点はお気軽に聞いてください。