強制排気ファン&オール二重断熱煙突の施工で、6メートルの横引きにも関わらず、真っすぐ屋根からストレートに抜いたのと同じような燃焼となった。
ディファイアントは普通のストレートの煙突の場合でも、直径が8インチの煙突の方が6インチより良い燃焼をするが、強制排気ファンのレベル制御により、排煙のパワーを6段階で自由に制御できるので、よくある6インチの煙突接続時より気持ち良く燃えるレベルで調整した。
薪ストーブの燃焼の状態で一々コントローラーをいじるのも面倒なので、焚きつけからダンパーを閉めての安定燃焼まで、いじらなくても総合的に良いと思える位置にセットした。
マニアックに焚きつけ、焚き上げ時、安定燃焼時と、その時の段階に応じてコントローラーで排気レベルの調整をするのもありだけど、一般的にはなるべく操作することなく、済ませた方が良いと思う。
薪ストーブを使用する時に電源スイッチを入れて、コントローラーは一々、調整しないで済むレベルをセットしてしまえば、それでOKだ。
ダンパーを閉めて二次燃焼モードに移行
触媒が真っ赤になって内部で排煙が燃えているのが二次燃焼室のカバーの隙間から見える
右肩の部分で250℃以上
触媒に挿入した背面の温度計も適温を示している
熾火がたくさんできたら、ガッツリと乾燥薪を投入して、しばらくダンパーを開いてしっかりと温度を上げるのがコツ
ダンパー式の触媒機を使っているユーザーによくある誤解で、薪の投入の時だけダンパーを開いて、投入直後にすぐに閉じてしまう使い方だと、煙がくすぶりつづけていて、煙突が詰まってしまう。
まずは、ダンパーを開いて投入した薪の表面が完全に黒くなって、なおかつ、一部赤くなるくらいまでガッツリ燃やして炉内の温度をしっかりと上げてから、ダンパーを閉じるのが正しい使い方だ。
その温度域まで上げないと、触媒は全く機能しない。
このことは強制排気ファンの有無に関わらず、一般的な煙突でも共通している触媒機の使い方だ。
今回の煙突改修工事&レクチャーで、この古民家で、この冬の厳寒期に、ディファイアントが本来の性能を発揮して、大活躍できるようになった。
ディファイアントのような大型機種は、古民家などでガツンと焚いてこそ本領をを発揮してくれるので、この現場にぴったりだ。
ストーブの機種の選択は良かったので、あとは煙突の問題をクリアすれば良かった。
かわはら薪ストーブ本舗では「工事をしたらそれで終わり」ということでなく、ユーザーが正しい使いこなしができるように、丁寧にレクチャーを行って、薪ストーブの本来の性能を発揮できるように心がけている。
薪ストーブはどこで購入、工事、設置しても同じではない。幅広い選択肢の中から最適な組み合わせを提案して、なおかつ、使いこなしが重要な商品なので、きちんとフォローしてくれる施工店を選択すると良い。
近くで納得のいくところがなかったら、遠方でも構わないので、遠慮なく相談して欲しい。全国どこでも対応している。
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