Categories: 薪ストーブ料理

薪ストーブの炉内でステーキを焼くコツ

薪ストーブの炉内調理のコツは、その素材に対して最適な熱量の熾火まで待つことだ。熱量と加熱時間次第で、食材が最高の美味しい状態になるか、残念な状態になるかが決まってくる。薪ストーブの炉内で調理すれば、何が何でも美味しくなるわけではなく、適切な加熱を行えればという条件がつく。経験でだんだん解ってくると思うが、以下のような感じだ。

ピザ→熾火から微妙に炎が立っているくらいの強め
肉→熾火からは炎が出ないくらいの中くらい
魚→弱めの熾火
パン→灰がかなり多めだけど熾火もそれなりにある弱い状態
芋→灰の中に熾火が埋もれているくらいの極めて弱い状態

今回はステーキ肉をゲットしてきたので、肉を焼くのにちょうど良い炉内状況まで待った。その間に、肉は冷蔵庫から出して常温に戻しておく。

スキレットに油をしいて炉内に投入して適度に温まったら肉を乗せる

スキレットは直接熾火の上に置くと高温になり過ぎるので、必ず以下のような五徳で浮かせる形で使用する。上の写真では判りにくいけど、小さ目の五徳で浮かせている。

片面に焼き色がついたら、裏返して焼き色をつける。ポイントは焼過ぎないことだ。色がついたら、すぐにスキレットから取り出して、皿に乗せてアルミ箔&タオルをかけて保温して、5分ほど余熱で肉の中まで火を入れる。

表面が良い焼き色がついて、中は焼け過ぎず柔らかくなる絶妙な焼き加減

ラディッシュを薄く刻んで乗せた

炉内に薪を投入して炎を立ててからIPAビールをグラスに注ぐ

薪ストーブで美味しいディナー

このように、薪ストーブを暖房器具としてだけでなく、調理器具としても使うと、冬の楽しみが倍増する。特にお客さんが来た時とかは盛り上げる。本番で失敗しないように、普段から色々練習しておくと良いと思う。

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かわはら

View Comments

  • 具体的な 火加減 とても良かったです ありがとうございました

    • 鈴木正典さま;

      参考になれば幸いです。おいしい料理に挑戦してみて下さい。

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