一般的な新築住宅への薪ストーブ設置工事の費用は、煙突と薪ストーブ本体と工事代の合計だ。
合計100-120万円というのが一般的な内訳だろう。(リフォームの場合には、炉台、炉壁、足場、木工事など、新築時であれば建築工事に含まれる付帯工事も別途必要になるので総予算は200万円以上かかるケースも多い)
薪ストーブ工事の費用を、あと30万円予算を低く抑えるために、どうすれば良いのかを考えてみる。
一番やりがちなのは、薪ストーブ本体を欧米の高級機にして、煙突をショボくて安いものにするという方法だ。これはお勧めできない。二重断熱煙突でも安くて品質が劣るものは雨水が断熱材にしみ込んでしまって、二重断熱煙突の機能を果たさなくなる。冷却煙突となりシングル煙突より始末が悪い。煤の付着が多く煙突掃除のメンテナンス費用が多くかかるし、空気を絞って省エネ運転できなくなるので薪の消費も多くなり、下記のように無駄なコストがかかる。
1シーズン10万円の薪を購入している場合、燃費が2割落ちで2万円の追加のランニングコスト
合計で1シーズン5万円のランニングコストの増加だ。煙突で30万円ケチったことで7年目以降は、どんどん損をする計算だ
それで、最終的に雨漏れ煙突に嫌気がさして、やり直し工事するか、そのまま使い続けるかは本人の問題だ。
低予算にこだわる場合には、薪ストーブ本体を欧米製の高級機で見栄を張らずに、質実剛健、実用性重視の中国製の格安薪ストーブにするのが良いと思う。
2021年最初の薪ストーブ工事が、まさにこのパターンだった。既存の住宅への薪ストーブ工事だったけど、チムニー造作はあきらめて、簡単なフラッシングにしても、屋根開口、雨仕舞い処理などの付帯工事が必要になる。炉台、炉壁は鉄板製の簡単なものにしても、欧米製の高級機を選択すると、総合計で130万円になってしまう。何とか総予算100万円で抑えるために、どこを削れば良いのかと考えたら、上記の選択肢の後者で、ホンマ製作所の中国製の鋼鈑のLS-350という小型の格安モデルを選択して、予算内に納めた。
屋外側を品質の低い二重断熱煙突と室内側シングル煙突を使用して予算を削減しがちだけど、かわはら薪ストーブ本舗では煙突は妥協せずに、薪ストーブ本体を安いものを提案することによって、お客様の希望の総予算100万円での既存住宅への薪ストーブの導入を実現した。炉台、炉壁は鉄板の組み立て式のものにして、タイルやレンガなどの左官工事を省いた。
このようにお客様の予算、要望に応じて、柔軟に対応している。
二重断熱煙突と中国制薪ストーブの組み合わせ、また、シングル煙突から二重断熱煙突への入れ替え工事等、お客様の予算に合わせたベストな提案をしている。
薪ストーブ導入に少しでも興味のある方は以下のフォーム↓から是非気軽に問い合わせをして欲しい。
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純国産二重断熱煙突、海外煙突相違: 重要事項以下ここかも!川原コメント:二重断熱煙突でも安くて品質が劣るものは雨水が断熱材にしみ込んでしまって、二重断熱煙突の機能を果たさなくなる。冷却煙突となりシングル煙突より始末が悪い。煤の付着が多く煙突掃除のメンテナンス費用が多くかかるし空気が、、、、。
森林さま:
海外製の二重断熱煙突について、あまり具体的に詳細を書くと営業妨害になってしまうので、言及は控えさせていただきますが、事実は事実として曲げようがありません。
不具合も含めてお客様の了解が取れている場合は別ですが、私はNGと判っている品物を使いたくはないです。