炉壁の石を貼る前に煙突固定金具の取り付け

屋外側のチムニーへの角トップ取り付けが完了した後は、室内側の作業だ。

今回は通常より高い炉壁を作成して、炉壁内に木下地を入れて、そこに耐震用の煙突固定金具を取り付けるプランだ。炉壁は石の予定なので、先に石の施工をしてしまうと、金具の取り付けが困難になってくる。そこで、炉壁の石の施工前に煙突固定金具を取り付けてしまう作戦だ

金具の取り付け位置はシビアだ。先に「この位の位置だろう」と適当に金具を取り付けてしまうと、チムニーから降りてきた煙突の位置とずれてしまって使い物にならなくなる。1ミリの狂いもなく厳密に合わせる必要がある。

ロフト部分の煙突

ちなみに後日、薪ストーブの搬入設置の時に、ロフトの煙突の貫通部分は二分割式の化粧板で塞いでしまう予定だ。

煙突貫通部分でガッチリ固定

まずはチムニーから降りてきた煙突を、ロフト床と一階天井の煙突貫通部分で、垂直性を調整しつつガッチリと固定して煙突芯の位置を確定させる。

煙突の下端から下げ振りを垂らす

煙突の下端での芯の位置が確定したら、そこから下げ振りを垂らして、差しがねで煙突芯の位置を炉壁に移して墨出し(マーキング)をする。この作業が終わったら下げ振りは邪魔になるので、外してしまう。

「かわはら式耐震煙突固定法」の金具の取り付け

墨出し(マーキング)した炉壁上の位置に合わせて、煙突の固定金具を取り付ける。

かわはら薪ストーブ本舗で「メンテナンス性」と並び重視していることが、「耐震性」です。 薪ストーブ使用時に地震が…

所定の位置に金具を取り付けた

写真での見た目だけだと、本当に位置が合っているか微妙かもしれないけど、下げ振りで合わせたのでぴったりと合っている。念のため固定金具の取り付け後に、もう一度下げ振りを垂らして、位置が合っていることは確認済みだ。

これで炉壁の石の施工ができる状況になった。

この後は内装工事が進んで薪ストーブが設置できる状況になったら再訪問する。現場の工事の進捗状況次第なので、まだその時期がいつなのか、現時点で具体的には決まっていないけれども、多分、お盆前後になりそうな見込みだ。

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