普段と逆の手順で煙突固定金具の取り付け

通常はチムニーの中心部分に煙突芯を設定する。

そこから煙突を真下に降ろしたところが室内側の煙突貫通部分になるが、開口より大きな化粧板で開口部分を隠してしまうので、室内側の煙突芯の位置は数ミリどころか数センチずれていても、問題にならない。

しかし、今回の現場は室内側の天井に垂木があって、その垂木の間隔の内側に化粧板を入れ込む形になる。そのためチムニーの天端の中心部分に煙突芯を設定して、そこから降ろしてくる通常の方法だと、室内側の煙突芯が垂木と垂木の中心に来ない可能性が非常に高い。チムニー天端と、天井貫通部分の中心同士で煙突を合わせると、斜めになって煙突が垂直にならない。実際の現場はチムニーの内部のケイカル仕上げは厳密な立方体にはなっていなくて、チムニー天端から天井開口部分も厳密に垂直に透過の位置にあるわけではないからだ。

そのため、通常とは反対パターンで、室内側の天井の煙突貫通部分の垂木と垂木の中心部分に煙突芯を設定して、その垂直線上の真上のチムニー天端に煙突固定金具を取り付けるという、通常とは逆の作戦を取ることにした。

垂木と垂木の中心に煙突芯を合わせる必要がある

垂木と垂木の間に入れ込む形でぴったりとはまる化粧板を使うので、化粧板の位置が固定されて調整できないので、煙突位置の基準をここに合わせる。

垂木と垂木の中心線に下げ振りの糸を合わせる

チムニー天端へ、室内側の貫通部分から垂直線を上方向に移す

チムニー天端に固定金具を取り付け

これで下側の室内側の天井開口部分の煙突芯の位置と、チムニー天端の煙突芯の位置が確定して、垂直に煙突が立ち上がり、化粧板もきちんと取り付けできる状態に理論上はなるはずだ。

チムニー内部への煙突の取り付け完了

この後に、化粧板がきちんと取り付けできるか、実際にやってみるまでは安心はできない。工事の手順、工事の精度、現場合わせの寸法で特注で制作した化粧板が正確にできているかなど、複数の要因が全て完璧に合致して初めて納まるからだ。

煙突工事をやったことのある人ならば、いかにシビアで精度が求められる状況の現場なのか、想像がつくと思う。

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かわはら

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