今回、オランダ製のアルテック社のソープストーンという石の素材でできた「グランデノーブル ベーシス」というモデルを導入したお客様は、これが3台目の薪ストーブだ。過去に異なるサイズ、性質を持つ薪ストーブを焚いてきて、より良いものを求め続けてこられた。
直近の使用機種は、大型の鋼板製の機種を使ってきたので、焚き続けると暑くなりすぎる傾向があった。鋳物の方が温かさが鋼板よりもマイルドだけど、それでも鉄から放射される熱は、それなりに強烈だ。
薪ストーブが大好きで、ずっと焚き続けていたいという場合には、柔らかくマイルドな熱の伝わり方のソープストーン製の薪ストーブがお勧めなのだ。蓄熱性も鋳物よりもはるかに高いので、一度ソープストーンが温まると、少ない薪で温度を維持できて燃費も良い。
薪ストーブの素材選びは、使い方のニーズやライフスタイルによって決めるのがポイントだ。
いくらソープストーン製のマイルドな温かさが良いと言っても、別荘に到着したり、家に帰宅して火入れして速攻で温まりたいというニーズの人にはお勧めはできない。
今回のお客様のように、色々な薪ストーブを使ってきた人が最後に行きつき満足できるのはソープストーン製だと思った。お客様は鋳物製も気になったようだけど、私のイチオシなのは、ソープストーン製だったので、そちらを提案した。
現在ソープストーン製の薪ストーブは、アメリカ製とヨーロッパ製を選択可能だ。アメリカとヨーロッパでは排煙基準(規格)が異なるので、それぞれをクリアするための設計思想が違う。日本では排煙基準(規格)がないので、どちらの地域の基準(規格)の機種を選択しても問題ない。ちなみにアメリカ製は触媒で、ヨーロッパ製はクリーンバーンで、それぞれ排煙を綺麗にしようという設計思想だ。
このような背景、理由で、同じ石の素材のソープストーン製の薪ストーブでも、構造(設計思想)が全く違う選択肢が二つある。シンプルな構造で、壊れるリスクの少ないクリーンバーン方式の方が長く安心して使えると思ったので、アルテック製をお勧めした。
設置直後に火入れして、動作確認した。インプレはまた別の記事で明日以降アップする。
詳細はメーカーサイトを参照して欲しい。
↓ 画像クリック(タップ)で応援お願いします
ランキングに参加しています