Categories: メンテナンス

炉内パーツ(バーミキュライト、耐火レンガ、ストーンなど)の割れについて

薪ストーブシーズンの終わりで、煙突掃除やメンテナンスの時期だけど、炉内を観察すると、炉内パーツが割れているという声を聞くことが多い。短い場合は新品導入から1シーズン使い終わる前に、割れるケースもある。

これについて、心配になったり不安になったりする気持ちも理解できる。しかし、そのパーツの機能を考えてみれば問題ないことが理解できると思う。バーミキュライト、耐火レンガ、ストーンなどは、炉内の熱を薪ストーブ本体に直接当てないための、断熱材や蓄熱材としての機能を持たせてある。仮に割れていても、そこに存在していれば機能を果たすので、問題ない。

よくあるバーミキュライトの割れ

特に1枚物のパーツの場合割れると、心配になるかもしれないけど、分割して複数のパーツの組み合わせで配置されている設計の機種もある。そういう機種の場合は継ぎ目があるので、ヒビ割れしているのと物理的には変わらないわけで、機能的に問題ないということになる。

最終的に、摩耗が進んで、痩せてきて、最終的には崩壊して自立しなくなる。そうなったら、部品を取り寄せて交換すれば良い。それまでの間は消耗品として割り切って使い続けるのが良い。

気になる人は新品を取り寄せ可能だけど、毎年のように交換するのは合理的ではないと思う。

最近の薪ストーブは、炉内温度を高く保って熱効率を上げるために、ひと昔前に比べて、バーミキュライトのパーツを多用している傾向が多い。そうなるとバーミキュライト割れの声を聞くことも多くなっている。バーミキュライトに限らず、レンガ、ストーンなども割れるのが当たり前で、自立しなくなるまでの消耗品と割り切って、神経質にならずに使うのが良いと思う。

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