先日の低予算案件は、お客様が炉台、炉壁をDIY施工した。薪ストーブ設置工事の当日は、まだ上部の蓋が閉められていなかったので、内部の構造を確認できる貴重なタイミングだった。
意外と木で骨組みを作ってしまったり、ベニヤ板にタイルを接着ということをやってしまいがちなのだけど、炉壁は全て不燃材で作らないと意味がない。木製の骨組みや下地だとタイルの熱がそのまま骨組みや下地の木部に伝わってしまって、低温炭化しています。
既存の内装壁面に炉壁を作成するときも同様で、必ず既存の内装壁面と、炉壁の下地材(不燃ボード)の間は25ミリ以上の空気層を確保して、なおかつ間柱も軽量鉄骨、ケイカルなどで作成して空気層を確保することが重要だ。
また、接着に関しては化学系の接着剤はNGだ。熱で溶けて剥がれてしまう。必ずモルタル系で行う。
工務店に任せると、意外とやられていまいがちなことなので、チェックポイントとして意識しておくと良い。
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