「山梨県北杜市で中古住宅を買ったら、薪ストーブがついていて、使い方が判らないのでレクチャーして欲しい」という案件。私のブログの過去の記事でドブレ900Gの画像を見つけて、依頼をいただいたそうだ。
傷みも少なく、薪もしっかり備蓄されていて、前のオーナーさんがこだわりを持って設置して、大切に使っていたというのが見ただけで解った。
新しいオーナーさんの、きちんとレクチャーを受けて、使いこなしたいという姿勢も素晴らしいと思った。
最新の薪ストーブとは違って、自由自在に空気調整ができて、非常に使いやすい。空気を開けば豪快に燃えて、空気を絞ればオーロラバーンが出現する。この頃の薪ストーブは非常に大らかで自由自在に楽しく燃やせる。
このドブレ900Gの次世代の700SLが私の薪ストーブ屋としての原点とも言える機種だ。
今売られている640WD/760WDから考えると、この900Gは3世代も前のモデルだけど、健在で、まだまだ現役として使えているのが、貴重だ。これからも長く大切に使って欲しいと思う。
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古い薪ストーブは独特の雰囲気があっていいですね。見た目もどこか武骨で素朴で。私のストーブもスキャンのCI-10GLですでに生産終了になっています。問題はパーツ供給です。炉内のバーミキュラブロックを割らないように注意を払っていますが、破損させてしまった場合こうしたパーツはいつまで供給されるのでしょうか? かわはらさんの経験で買い換え時期などをアドバイスする場合、どんなふうにされているかお聞かせください。
CI-10GLユーザーさま;
おっしゃる通り、古い薪ストーブの個性、特徴、雰囲気、とても良いと思います。
生産中止になった薪ストーブですが、バーミキュライトのパーツは生産中止になった後も10年程度は供給されるのが通常です。万一パーツ供給ができない状況になっても、バーミキュライトのパーツは汎用性が高いので、汎用品を丸鋸などで切断して所定のサイズで簡単に作れますので、あまり心配しないで大丈夫です。
バーミキュライト以外の主要パーツが傷んだ時には、本体買い替えも視野に入れる感じです。
ありがとうございます! ちょっと安心しました。