木の駅プロジェクト

千葉県山武市では、NPOの「元気森守隊」を中心として、山武杉の間伐材や、溝腐病で材として使えなくなった物の買取を行っている。
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買取の原資は市からの補助金だ。しかし、現状では買取価格が1t当たり2-3千円と、持ち込む人の手間や人件費を考えたら赤字になってしまうのが実態だ。(2トン車満載で持ち込んで4-5千円では商売として成り立たない)
将来的には、そうやって持ち込まれた木を、ペレットの原料にしたり、発電の燃料にして活用していきたいという目標を持って具体的に行動して、発足してから3年が経過している。
実際に持ち込まれた木が売れたり、燃料として使われて価値を持つようになると、買取価格も、補助金だけでなく付加価値分も上乗せされて、持ち込みの動機付けにもなってくるだろうが、現状はかなり厳しいみたいだ。
現実的な話になると、500KW級のバイオマス発電のためには、年間1万トン程度の原木が必要になる。この数字だけでは大き過ぎてピンと来ないので、1年の365日で割れば、一日あたり約30トンだ。10トントラック3杯分の燃料が毎日毎日、365日、そして何年間に渡って安定的に入手できる目処がないと成り立たない事業なのだ。
山武市には約7000haの山林があるが、燃料にするためと言ってこれを全伐採するわけにはいかない。山林が丸裸になってしまっては継続的にならないので、35%程度の間伐で賄わなければいけない。そうなってくると、上記の必要量を山武市だけで確保するのはなかなか難しいようだ。
現状の木の駅プロジェクトで集まっている木は年間1000トンだそうだ。「それならば小規模な発電からはじめれば?」という意見もあるだろうけど、実際にはマトモに使える発電プラントでは、そのような小規模なものは存在しないらしい。それなりの圧力を受けられる設備、容器、そして信頼性を持つタービンが必要になることは想像がつく。自力、自前で開発すると莫大な経費がかかって赤字になってしまうだろう。
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