自作の二重断熱煙突の場合の値段

薪ストーブをDIYで自己設置した際に、二重断熱煙突も市販の部品を組み合わせて自作した。内径106mmのステンレスの煙突の上に内径150mmの煙突をかぶせて、その間をロックウールやグラスウールの断熱材で充填するという方法だ。この場合は1メートルあたりの単価が4000円程度だから8メートルで3万2千円ということになる。

今回、屋根抜きで検討しているのだが、これと同じパターンでやればかなり安上がりになる。しかし内径106mmというのは薪ストーブの煙突としてはちょっと細くて十分なドラフト性能が得られないことが、これまでの2シーズンの経験から判った。またわずかな煤の付着の影響も受けやすく、一度どこかで詰まるとその部分の流速が落ちて加速度的に詰まりが進行していく。強いドラフトと、煙突掃除の頻度を考えるとやはり内径150mm、外径200mmがベストだと思う。

また今回も市販のシングル煙突を組み合わせて作ることができれば安上がりで良いかと思うのだが、150mmのシングル煙突は売っているが、200mmのシングル煙突はなかなか見当たらない。

そこで、工場や化学コンビナート、プラントなどの配管で使われるスパイラルダクトというものを使ってみることにする。値段は以下のサイトに判りやすい表がある。関連の配管部材でも興味深いレデューサー(異径アダプター)やエルボ、煙突トップ部分、ニップル(継ぎ手)のパーツなどもあり色々使えそうだ。
http://www4.famille.ne.jp/~spiralsk/index.htm

トップブランドのセルキルクの二重断熱煙突はステンレス製で、厚みが外筒は0.5mm、内筒は0.6mmとなっている。これ以上の性能、耐久性を狙って外側0.6mm/内側0.8mmを採用したとする。スパイラルダクトの定尺、規格は4メートルなのでこれらを2本づつ買って現場で切断して長さを決める形だ。

ステンレススパイラルダクト 0.8t×150mmΦ×4Mの単価が@22,700- 二本で\45,400-
ステンレススパイラルダクト 0.6t×200mmΦ×4Mの単価が@24,000- 二本で\48,000-
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8メートル分の二重菅部分の値段の小計 \93,400-

次に断熱材だが、市販のロックウールやグラスウールを使ってもそこそこの性能は出るが、さらなる断熱性能の向上と施工性の良さを考えて専用のものを使ってみる。ニチアスのセラカバーSという商品で20mmの厚みで50mmのロックウールと同等以上の断熱性能を持っているという優れものだ。これは1ケース1メートルものが8本入りで\13,000-程度の値段だ。
http://www.nichias.co.jp/products/fireinsulation/fiber/rockwool09/index.html

したがって断熱材8メートル部分と二重菅8メートル分の合計が\106,400-ということになる。これを8で割ると1メートル当たりの単価が出て、その金額は\13,300-だ。市販の二重断熱煙突の場合1メートルあたり4万円程度だから、その3分の1程度まで圧縮できた。煙突そのものの値段が30万円かかるのと10万円でできるのでは大きな違いがある。

このほかに昨日の記事に書いた取り付け部材が20万円程度別途かかるのわけになるのだが、これらも煙突取り付け専用の部材を使わずに工夫して圧縮の余地があると思われる。下の会社は一品から部品の製作までやってくれるので二重管の受け皿やトップ部分、レデューサー、ダンパー、長さ調整管などもスパイラルダクトに合わせて製作してもらえそうだし、スパイラルダクトも通常のニップルとボルトを使っての接合方法ではなく、メッツフランジというリングを引っ掛けて固定できるやり方もあるらしい。
http://www.duct.jp/

かわはら

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