薪ストーブとF4戦闘機の共通点

F4戦闘機の最高速度はマッハ2.2(音速の2.2倍で一秒間に約750メートル)だ。この時、空気との摩擦で機体の表面温度は150℃に達する。アルミ合金製の機体なので200℃を超えると金属としての強度を保てなくなってしまう。このためこのあたりの速度がこのアルミ合金を使っている機種の限界となる。150℃というのは油を入れた鍋ならばテンプラを作れてしまうような状態だ。
機体の表面温度が平均的に150℃の状態でも、突起部などには強い摩擦力がかかり、もっと高い温度となる。機体先端のピトー管と呼ばれる速度を計測する部分は220℃に達する。このためこの部分はステンレス製となっている。先端部分が焼けて紫色に変色しているのが確認できる。
最高速度に達することのないまま寿命を迎える乗用車はよくあるだろうけど、最高速度に達したことのない戦闘機などありえないわけで、実機を近くで見られる機会のある人はこういう部分に注目するのも面白いと思う。
ちなみに、このようなピトー管の焼け方は最大でマッハ2までしか出ない1世代前のF-104では見られない。
ところでタイトルに書いたような戦闘機と薪ストーブの共通点って何だろう?良好に燃焼している時の薪ストーブの表面温度は機種や測定部分によっても違うけど、250℃前後だ。私は戦闘機が最高速度で飛んでいる時の先端部分の温度と、薪ストーブの理想的な燃焼状態の時の表面温度がほぼ同じというのが面白いと思った。
薪ストーブの場合は戦闘機のように訓練を受けて使うわけでないので、薪の節約でチビチビ、ケチケチ焚かれてたり乾燥不足の薪で能力を発揮できていないことも多い。この場合、温度が上がらずに煙や臭いを大量発生させて、ガラスや煙突に煤の付着が多くなるので温度計がなくても見ただけでオーナーの使い方が判ってしまう。
慣れてくると温度計に頼らなくても薪ストーブに近づいた時に身体が受ける温かさの感覚や炎の状態で、表面温度がだいたい判るようになるけど、慣れないうちには放射温度計で薪ストーブの一部ではなく、全体的な温度分布の状態を管理して上手に焚きたいものだ。そして戦闘機のように持てる能力を発揮させてあげたいものだ。

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かわはら薪ストーブは全国

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