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煙突の角トップ部分の修正

薪ストーブに火を入れて30分程度して本体が温まってくると、煙突トップから「ゴワーン」というようなドラを叩いたような音が毎回出てしまい、そしてまた温度が冷えると再び同じような音が発生するという症状に悩まされているユーザー宅を訪問した。多い時には一日に20回くらいその音が出てしまうということだった。

まずは屋根に登って煙突トップ部分を取り外す。外す時に叩いた音が、ユーザーが言っていた音と似ていたので、ここが原因だと推測がついた。角トップのカバーはボルトとナットで固定されているのだが、この取り付け穴がボルトにぴったりで遊びや逃げが全然ない状態だった。ステンレスの流し台に熱湯をかけた時に熱による膨張で音が発生するのと同じであろうと推測できる。

トップを安全な場所に降ろしてから、取り付け用のネジ穴を広げることにする。ついでに軽く煤を払ってから、作業に入る。チェーソーの刃研ぎ用の丸ヤスリしかなかったので、それで1ミリ程度の遊びを持たせるように削った。

再び取り付けてガンガン焚いて温度を上げて、その後温度を下げたりを繰り返して、動作確認する。その結果音は出なくなり、症状は改善された。






かわはら

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