東関東大震災から今日で、ちょうと1周年。大きな被害を受けた人から、それほどでもない人まで、それぞれの立場で色々とあった1年だろうし、色々な思いがあるだろう。
私はちょうど1年前のこの日、個人輸入した薪ストーブを東京の保税倉庫で受け取って、長野の別荘で取り付け工事するために現場へ向かうトラックの運転中にこの地震を知った。途中のガソリンスタンドで給油した時に、店員さんが大騒ぎしていて、知らされたのだ。
税関で荷物を受け取る手続きをして
フォークリフトでトラックの荷台に薪ストーブや煙突部材を積み込んでもらう
地震の規模の大きさを遠くで知って、複雑な気分で、部材を降ろして・・・・
現場に到着してテレビを見せてもらって、さっきまでいた東京でも火災が発生しているし、津波が全てを飲み込んでいく様子や、原発建屋が水素爆発したキノコ雲の映像を見て「ただごとじゃない」と認識した。とりあえずは設置工事をこなした。その後にはテレビで道路も大渋滞で帰宅難民がたくさんいるという状況を知って、現地にしばらく滞在させてもらった。電話やメールなどの通信もままならず、家族、友人、知人の安否情報も判らない状況だった。
設置工事の完了後、薪ストーブのありがたみを実感する
大地震の時にまさに薪ストーブ設置工事をしていたわけだけど、被害の大きかった地域ではライフラインが止まってしまっているところも多かった。そんな時にも家が全壊しない程度の揺れであれば、薪ストーブが役に立ったのを知った。電気や石油がなくても、暖房、調理、照明として活用できたのだ。
アース・リーで薪ストーブを取り付けたお客様で茨城県水戸市で震度6だったけど、その揺れでも薪ストーブが10センチ程度動いただけだった。地震のまさにその時に、実際に焚いて使っていた状況だけど、煙突でがっちりと薪ストーブ本体を支えているので、倒れたりすっ飛んだりすることもなく大きな被害はなかった。ずれた薪ストーブを元に戻して、再び使えたそうだ。もちろんこのような状況となった後には貫通部、支持部の点検は必要だけど、災害時にも安全確保できているのが実証されたことになる。
平常時には快適で暖かい暖房器具としての薪ストーブだけど、災害時にも変わらぬ機能を果たしてくれることに改めて気づかされた人も多かったと思う。石油やガスなどの燃料だけに頼っていると、ライフラインが止まってしまった時に大きなダメージを受ける、しかし、自分で調達した燃料(薪)のストックがあれば数ヶ月間は持ちこたえることができるわけだ。
こういう薪ストーブの普及に関わることができる仕事で、お客様に喜んでもらえるのはとても幸せなことだ。この1年間で、多くの薪ストーブを取り付けてきたけど、これからの1年はますますパワーアップして取り組みたい。
災害時に備えて、薪ストーブだけでなく、他のバックアップ手段も確保している。