シングル煙突部分や口元アダプターのシングル部分に穴を開けて自分でダンパーを装着することも比較的簡単だけど、そのような工作をしなくても、二重断熱煙突内に綺麗にダンパーが納まっている製品がある。これは250Lの二重断熱煙突を加工したもので、定価は31,240円だ。単なる直管の250Lの定価が14,740円だから、+16,500円でダンパーがついているということになる。
現在はこの製品はトコナメエプコス社から販売されているが、これはメトスの国産の煙突と、コネクター部分が全く同じ形状なので、互換性がある。どちらも埼玉の高木工業という会社で作られている製品なので、メトスの国産煙突を使っている人はこれをつけることも可能だ。
トコナメエプコス社の煙突が国産に切り替えたのは昨年のことで、それ以前は「英国製最高!」って言って英国製を販売していたので、もし現在使用中の煙突がトコナメエプコス製でもそれが、国産の高木製のものかどかを確認してからにしよう。
またメトス製も昨年までは全て高木の国産だったけど、昨年からはトコナメエプコスで高木の販売をはじめたために販売量が間に合わず、英国製も並行販売するようになったので、使われているものが国産か英国製かを確認する必要がある。
現在はこのように、二重断熱煙突も国産、英国製、そして中国製と様々な品質と価格のものが入り乱れているので、ただ「二重断熱煙突」というだけでなく、きちんと生産国まで確認してから入手するようにしたい。
既に国産二重断熱煙突で工事した人が、後からダンパー付きの煙突に入れ替えたいなどの用途で、国産の煙突部材が必要な場合は相談に乗るので、お気軽に問い合わせて欲しい。
ダンパー付きは250Lなので現在250Lを使っていれば、そのまま入れ替え交換できるし、250Lを使ってない場合には1000Lを外して、この250Lダンパー付き、250Lダンパーなし、500Lと組み合わせて入れ替えればOKだ。
薪ストーブ本体の口元になるべく近いところに装着する
レバーを垂直にすると弁が開く(焚付け時)
レバーを水平にすると弁が閉じる(安定燃焼時)
03月25日(昨日)のデータ
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コメント
ああ、このハンドル、少し前に設置紹介記事にあった家のものと同じですね。
中はこんな感じですか。なるほどー。
薪 焚太郎さま:
はい。紹介したくて設置前に撮影しました。取り付けてしまうと中身が見られなくなりますからね。
川原さん、ダンパー付き二重煙突を取り上げていただきありがとうございます。
大変参考になりました!来シーズンまでには取り付けたいと思っています。
カワハラ様
私薪ストーブ本体はヨツールですが設置の際に最高の煙突を選んだ結果、ドブレを扱うメトス社の高木工業製の二重断熱煙突にしました。
偶然ですがその2年後のダンパー設置では同じ高木工業のトコナメ社(ダンパー付きはメトス社には無い)にしてますが両社は色も形も区別がつきませんね。
同じ径で色も塗装など全てが同じで知らん倍人は同メーカーと間違うほどピッタリですね。
燃費や燃焼持続時間が20~30%ほど改善され、アクティブにコントロールするお奨めをして頂いたカワハラさんに感謝しています。
随分隙間が大きいですが、700SL等ではもう一絞りしたくなることはありませんか?
うちの2300は、元々隙間の小さい鋳物安物ダンパーの穴を更に塞いでいて、水平にすると、ちょうど良い最大絞り運転になります。
ブログ読者のNさま:
この製品を使えば、綺麗にかっこ良く納まりますので、ぜひとも導入してダンパーの効果を味わってください。
導入の際は、ご相談下さい。
うさぎさま:
メトスもトコナメも同じ高木工業で同じ規格で生産されている商品ですから、見分けがつかないのも当然だと思います。
ダンパーによる調整の効果は大きいですよね。コントロールの幅が広がって薪ストーブの楽しみが倍増します。
山口透さま:
確かに隙間が少し広めですが、全閉するとちょうど良いくらいだと思います。
全閉しても必要以上に絞られないので初心者にも扱いやすいと思います。
上級者だともっと絞りたくなるかもしれないですねぇ。