ドブレ700SLとお別れ?

私が初めてドブレ700SLの現物を見たのは2008年の5月。6年半前のことだ。当時はドブレ700SLの情報をネットで探しても全くと言っていいほどなく、使っている先輩ユーザーのご自宅へ押しかけて見学させてもらった。その時に、この機種の高性能ぶり、人間工学的な使い勝手の良さに感動して惚れ込んだ。

それ以降、私のイチオシの機種として、これまで薪ストーブ店「かわはら薪ストーブ本舗」のショールームのデモ機として使用して、ブログでも可能な限り情報提供してきた。最近では、ネットでちょっと検索すれば、ドブレ700SLの情報もかなり出てくるようになってきたし、ユーザーがかなり増えてきたのを実感している。ユーザー層としては、盲目的に薪ストーブ店の言うことを信じるのではなく、自分で色々と考えて勉強している職人肌、技術畑の性格の人が選択しているケースが多いように思う。そして、そういう人を満足させるだけの懐の深さを持った機種だと思う。これからも、私のドブレ700SLに対する評価は変らないだろう。
そういう過去を振り返りながら、久しぶりに火を入れたドブレ700SLを眺めながら、ビールを飲んで考えたことがある。
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それは、これだけドブレ700SLの情報が普及して、ユーザーが広がってきたので、今後は私が情報提供しなくても、もう手を離してしまっても大丈夫ではないだろうかということだ。私が黙っていても、この機種を選択する人は選択するだろう。ネット上でも情報はたくさん出てくるし、実機を見たいという場合にも、わざわざ千葉の私のショールームまで来なくても日本中の至るところドブレ700SLを使っているユーザーのブロガーがいるわけで、コメントやメールなどでコンタクトを取れば快く見学させてもらえるだろう。ユーザー同士の本音の話の方がメリット、デメリットを含めて気軽だろし、有意義だと思う。また、私のショールームにこの機種をデモ機として置いておかなくても、購入希望者の住所地の近くの、私が設置したユーザーを紹介して実機を見学させてもらう段取りをつければ、デモ機を手放しても問題ない。
久々に火を入れたドブレ700SLには愛着もあるし、美しい炎、暖房と調理にバリバリ使える実用性、そして総合的な使い勝手の良さなど、手放したくない薪ストーブではあるけれども、他にも、まだ日本ではあまり知名度がないけど、お勧めできる優れた機種が、ここ1-2年の間に色々と出てきたので、今後はそういう機種たちを紹介していこうかと考えた。つまり6年前のドブレ700SLと同じように「何でこんなに高性能で使い勝手やメンテナンス性が良く、炎も美しいのにブレイクしないのだろう?」というダイヤの原石状態の機種たちが控えているのだ。
薪ストーブ店をやっている私が「優れているけど知名度の低い薪ストーブを紹介する」と言えば、実際に自宅兼ショールームに実機を置いて、ガンガン使い倒してレポートするという意味だ。よくある他の薪ストーブ屋さんのブログのように「**を設置しました」みたいな単なる設置(納品)レポートでは意味がない。そのためにも限られた設置スペースしかない現店舗では、新たな機種を導入するに当たっては、現在の機種を手放すしかない。そういうわけで、ドブレ700SLをお嫁に出す日が来るかもしれない。
新たなショールームのラインナップは、実際に導入したら改めて発表しよう。
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コメント

  1. shige02 より:

    どんなストーブが入るのか、かわはらさんならではの使いこなし情報が、新しい機種で発表されるとなると、今からワクワクします。
    個人的には、ハースストーンのヘリテージなどのソープストーンのストーブ、ヨツールの鋳物と鋼板のハイブリッドで日本未導入のF40(ちょっと小さいかな?)、このあたりの使いこなし情報があればと思いますが、やはりドブレの別のモデルでしょうかね。
    クッキングストーブなども、かわはらさんらしく幅広い使いこなし情報が発信されそうですし、どんなストーブか、今から待ち遠しいです。

  2. mk より:

    私は700SLを選ぶことはなかったでしょう。ご縁に感謝です。
    一緒にその機種と暮らすことにより、さまざまな視点で掘り下げて魅力を公に引き出した功績はとても大きいと思います。いろんなメーカーのいろんな機種がありますが、ひとつひとつの機種についてかわはらさんの700SLほど掘り下げた多岐にわたる情報はなかなかないと思います。
    自分も、決めて購入したらもうおしまい、ではなく、薪ストーブそのものの奥深さに魅かれているのでこれからのかわはらさんの情報もとても楽しみです!

  3. うさぎ より:

    ストーブ伝動師の歴史が見えます。
    感動的です。
    第二幕の開演に期待。
    おめでとうございます!

  4. pumpkinhead より:

    ご無沙汰しています。大切なことを沢山ご教授頂きました。ありがとうございます。700SLはシンプルが故にカスタマイズできる余地があることも魅力ですし、エアの調整もレバーひとつというようなものでなく下から入る空気、エアカーテン、その気になれば二次エアだって調整できるという点もめんどくさいと感じる人もいるかもしれないですが、懐の深い機種であることに直結していますよね。そういうところが、アナログな暖房である薪ストーブの中でさらにアナログというか、私にとっては魅力的だし相棒ですね。
    私の700SLでよければ見学希望の方にはお見せしますので、必要な時にはご連絡いただいても結構です。
    これからも記事を楽しみにしています。

  5. かわはら より:

    single02さま:
    ヨツールのF45は実機を見るのが楽しみです。それより小さなF40もあるのですね。いつかそちらも見てみたいです。
    ソープストーンのハースストーンもとても良いストーブで導入したい製品の一つですねぇ。

  6. かわはら より:

    mkさま:
    同じ時代に生まれ、同じ時期に製品の魅力に触れることができたのは幸せなことで、不思議な縁だと思います。
    これからも、こちらこそ、よろしくお願いします。

  7. かわはら より:

    うさぎさま:
    同じところにとどまらず、次のステップに踏み出すのは楽しいですね。

  8. かわはら より:

    pumpkinheadさま:
    調整箇所が多いことを面倒と受け止めるか、懐が深いと受け止めるかも人それぞれですねぇ。みなさん自分に合った機種を選んでいるのだと思います。
    東北地方で700SL見学希望の方がいたら、声をかけさせていただきます。その時はよろしくお願いします。

  9. いずみ より:

    自分がドブレに出逢えたのも、かわはらさんのお陰でした。
    簡単に入れ替えれる物では有りませんが、別機種の良し悪しも、此方で楽しませて頂けるのが凄く楽しみにでは有ります。
    今後の御活躍を祈念致します。

  10. shige02 より:

    すみません。F40とF45ではなくて、F45とF50と書くところでした。
    F40というモデルがあるのかどうかはわかりませんが、JOTULの最新カタログが航空便で届いているはずなので、明後日お持ちします。

  11. かわはら より:

    いずみさま:
    ドブレのユーザー仲間も増えてきてうれしいですねぇ。
    おっしゃる通り、簡単に入れ替えられるものではないですけど、良いものを長く使えるのが薪ストーブです。活用していきましょうね。
    応援もありがとうございます。幅広く情報をお伝えしていきますので、今後とも、よろしくお願いします。

  12. かわはら より:

    sigle02さま:
    機種名、了解しました。
    ヨツールの最新カタログも楽しみです。

  13. 屋久島遡行人 より:

     こちらのブログで、ドブレ700SLを知り、只今ポカポカの3シーズン目を迎えている者として、この告知は寂しい限りです。あたかも、教祖様がお隠れになってしまったかのような気持ちといいましょうか。
     他愛のない記事であっても、「へー、同じストーブでも、ここまで使い倒せるんだあ」と、いつも感動しながら読ませて頂いてましたから。
     手放すのはネ●ター●ーチンの方にされたらいいのに・・・。こんな事を書いたら、ネ●ターのユーザーの方に怒られてしまいますね。
     新たな機種の紹介も、川原様のお勧めとなると、ああこっちの方にすれば良かったなあと後悔してしまいそうで、読むのが怖いです。
     でも、新展開楽しみにしてますよ。

  14. かわはら より:

    屋久島遡行人さま:
    ドブレ700SLは永遠の名機だと思います。仮に私が手放したにしても、その魅力は変らないです。決して選択したことを後悔することはないと思います。
    私の場合、他のお勧め機種をチェックする時にはいつもドブレ700SLが基準になっています。
    ちなみにネスターマーチンの方がドブレ700SLより、早く手放すことになっています。ドブレの方を手放すことは未確定ですが、ネスターマーチンの方は確定済みで来週です。