バーモントキャスティングスの薪ストーブについて

薪焚亭さんのブログで既に発表されていることだけど、山形での薪ストーブ工事の帰り道に、新潟経由で、福島の薪焚亭さんのご自宅に寄らせていただいた。以前訪問させていただいた時には事務所のアンコールを見せていただいたが、今回はより大型の機種を理想的な状態で焚いている様子を拝見する機会に恵まれた。
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オーディオシステムで心地良い音楽を聴きながら、薪ストーブの炎を見られる理想的なリビング
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ツートンカラーのディファイアントが綺麗な炎を楽しませてくれる
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触媒の温度も内部にセンサーを入れて、適切に管理されている
モデルチェンジ前はスロートフードが曲がって触媒にアクセスするのに苦労するなどメンテナンスの時に散々な目に遭って大変だったけど、モデルチェンジ後はこの点が改良されたので、段違いにメンテナンス性が良くなった。以前は「売ったら後が大変だ・・・」という恐怖心があったけれども、ニューモデルは壊れにくくなったので、これならお客様に勧めても不安はない。
そして、しっかりと乾燥した薪を、適切な温度管理で、上手に焚けば、ガラスもほとんど煤けないで綺麗な炎を楽しめることも確認できた。けっこうネット上の写真でバーモントキャスティングスの製品のガラスが煤けているのを多く見かけるので、そういうイメージが強かったけど、きちんと焚けば全然問題なことも、実際に使いこなしている状態を見学することができて理解できた。
触媒機には焚き方(ダンパー操作の仕方)にコツがあって、薪を投入してすぐに閉めないで、一度投入した薪にしっかりと火を回して薪の表演が黒く炭化させるまで燃やして、炉内の温度がしっかり上がってから切り替えることだ。これをきちんと行う単純なことなのだけど、薪を突っ込んだらすぐにダンパーを閉じるような誤った使い方をしている人が多いので、煙や煤を大量発生させて、メンテナンスの際にはCB機より煤が多くなる傾向がある。正しく使って本来の性能を発揮させてやれば、煤も煙も出ない。
「前はドブレ700SLを絶賛していたのに、最近はAGNIかよ!」とか「え!?ケチョンケチョンに言っていたバーモントキャスティングスを良いというの?」「節操がない」みたいに感じている人もいると思うけど、私は触媒機が嫌いなわけではなく、壊れやすくメンテナス性の悪いストーブが嫌いなだけだ。最近のバーモントキャスティングスの製品はモデルチェンジされて壊れにくくなったので、良いと思う。これまでの弱点を改良したことは評価できる。もちろんCB機と比較したらダンパーの切り替え機構など複雑な構造で、壊れるリスクはあるけれども、デザインや機能、性能が気に入った人には、受け入れられるわけで、価値観の問題だ。
というわけで、私はドブレやヨツール、ハンター、ネスターマーチンなどのCB機だけの設置工事を受け付けているわけではなく、バーモントキャスティングスの製品を望むお客様にだって、喜んで対応する。アンコールやディファイアントを導入したいお客様も大歓迎だ。
私の場合は、大手の系列店のように自社で取り扱っているメーカーに誘導しなければならない「大人の事情」というのがないので、それぞれのメーカーの長所、短所を冷静に見極めて、お客様のニーズに合ったお勧めの機種を素直に提案している。
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コメント

  1. 山口透 より:

    炉壁はこんなに低くて問題無いのですか?

  2. かわはら より:

    山口透さま:
    普通の木造住宅なら問題ですね。
    でもここは鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物なので、問題ありません。

  3. ガヤ より:

    初めてコメントします。
    新築に伴い憧れの薪ストーブ導入しようと、いろいろ予備知識を得るために勉強中なのですが、かわはらさんのブログにたどり着いてからは、毎日楽しく愛読させて頂いています。
    (かなり参考になる内容満載で過去ログまで読み返してしまいました。)
    機種選定において当初イメージ&デザインだけでアンコールを検討していましたが、かわはらさんのブログ等を参考に、最近はドブレ(640CB/760CB/700SL)orヨツール(F400)まで候補が絞れてきたところでした…
    でも、ここに来てVC社の弱点が解消されつつあるとは…また迷ってしまうじゃないですか。笑
    毎日の大変でしょうが、楽しみにしております。

  4. かわはら より:

    ガヤさま:
    コメントありがとうございます。
    魅力的な薪ストーブがたくさんありますので、迷ってしまうのも当然だと思います。あれこれ検討している時期が一番楽しいと思います。
    これからも情報発信していきますので、お役立て下さい。

  5. Mr.トリデ より:

    旧ブログの時は凄まじかったですねぇ。
    人間、自分の価値観を否定されると、こんなに怒り狂うものかと思わせるコメントの嵐で、かわはらさんがそれら一つ一つに辛抱強く答えていた時の事を思うと、隔世の感があります。

  6. かわはら より:

    Mr.トリデさま:
    旧ブログの時はアンコールはモデルチェンジ前だったので、実際に1年使っただけでも触媒にアクセスするのが困難なくらい歪んだりしていたのを複数見てきて、とても積極的にお客様に勧められる機種とは思えませんでした。
    最近になってモデルチェンジして、それが改善されたので状況は変わりました。
    何事も時代とともに変化しますね。
    私自身の考え方も、当時よりも柔軟性が出てきたと思います。