娘さん夫婦は薪ストーブを使っていて、実家にも導入したいという案件。
とりあえず相談を受けて、色々と話を聞いた。実家で薪を集められるかどうかがポイントとなる。まずは実家を下見に行って、さらに実際に薪ストーブを導入しているユーザー宅を見学してもらって、検討することにした。その結果、薪集めは厳しいという結論に達した。
薪とペレットの兼用ストーブのi石村工業のクラフトマンを第一候補だったけれども、ペレットストーブのみで考えた場合には、燃費もイマイチとなるし、何より煙突工事が大変なので、ペレット専用機に絞ることにした。そして部屋の暖房面積から、一番小さなもので大丈夫と判断して、通常お勧めしているサイカイ産業のSS-1ではなくMT-311にすることにした。
吸気排気ダクトの位置が筋交いと間柱の間の狙い通りの場所に貫通できた
排気ユニットの中身
屋外に排気ファンユニットを設置できるためSS-1より静音仕様
設置完了後に取り扱い説明で、早速、天板でお湯を沸かす
天板でお湯を沸かせるペレットストーブ
設置語には、娘さん夫婦が実家を訪れて、炎を眺めながらワインを片手に楽しめたということだった。暖房、料理、そして目で炎を楽しめるという三拍子そろったペレットストーブも、薪集めが厳しい人にとっては選択肢の一つとして視野に入れることができるのだ。
電気を利用して強制吸気、強制排気しているので手軽で煙の発生もほとんどなく、安定した燃焼が可能なこと、ペレットを購入するだけで薪作りの手間が要らないことは特筆できる。FF式なので室内の空気を全く汚さないことで石油ファンヒーターの臭いが気になる人にとっても有効だ。
唯一の弱点は、ファンの音、ペレットを供給するギアやモーターの音だろう。静かな室内だと音に敏感な人は少し気になるかもしれない。ショールームでは気にならなくても、実際に自宅ではどうなのかと、見極めて選択して欲しい。
11月26日(昨日)のデータ
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コメント
ご無沙汰しております。
最近、TVの報道などでも、ペレットストーブが評判のようですね。だいぶ品薄だと聞いてお居ります。私もペレットストーブには興味があり色々調べた事がありました。かわはら様が触れていない燃料費(ペレット代)のことですが、聞いたところによると、灯油が60円(/リットル)以下なら、灯油が安く、それ異境ならペレットが安いとの事でした。もっともペレット産地によって多少の価格変動はあるかと思いますが、国内生産ですから、為替変動や、世界の石油市場の変動の影響を受けないので、燃料価格安定面では、灯油より遥かに良いですよね!!
音の件は、勉強になりました。ありがとうございます。
音の原因でもあるFF機構が室外置きになっているタイプは、評判どうですか?
薪 焚太郎さま:
燃料代の補足もありがとうございます。
石油ストーブのように燃料代を輸入して海外に向けて支払うのではなく、国内生産されたペレットを利用すれば内需拡大にもなりますので、経済効果もあると思います。
山口透さま:
これがまさに、FFユニットが室外置きになっているタイプですが、それでも全く静音というわけではないので、気になる人は気になると思います。
薪ストーブのような無音ではないので要注意です。
SS-1は室内では結構音が響くものなのですか?
嫁の実家でペレットを考えていてサイカイのSS-1が第一候補なんですよ
イベントで燃やしてるのは見た事あるけどその時は音は気にもしなかったので
あ、これ、そうなんですね!
確かに風呂釜でも外の音聞こえますからそうなのでしょう。
すると、音楽ホールのうちでは完全に薪ストーブで正解だったかも知れません。しかし、シングル煙突2重に使っての自作でもストーブ本体より煙突設置のがお金かかりました。
ぐりむさま:
音の大小の感じ方は人によってかなり違うと思います。
イベントの時に実物を焚いているのを見たのであれば、もう一度行って今度はしっかり意識して聴いて判断するのが良いと思います。
山口透さま:
薪ストーブの場合は本体より煙突にお金がかかるのは珍しいことではないですからねぇ。
これの定価はいか程でしょうか?
密集地なら十分検討ですよね。
楢林御露羅さま:
本体の定価は税抜き198,000円です。