横引きが6メートルの場合、その3倍の18メートルの縦の煙突があれば、セオリー通りだ。
今回の現場の場合には、地上から25メートルプールの縦くらいの高さのタワーを建てて、そこに煙突を装着すればOKということになる。物凄い基礎が必要になるし、タワーの建築費用は莫大になるだろう。原理原則に忠実にやれば、こうなるが、現実的ではない。
そこで、縦の長さでのドラフトを稼ぐ変わりに強制排気ファンを、屋外側の立ち上げ部分のトップに装着する作戦を取った。
軒先から上に立ち上げて、すぐに強制排気ファンをトップにつけた
屋外の折れ曲がり部分は十の字のクロスの蓋で、ユーザーが用意したブラシを通す際のメンテナンス性に配慮
焚きつけ時の煙が超モクモク状態も、余裕で排煙
※扉を全開にしても全く室内側に煙は漏れなかった
古民家でも、このシステムがあれば余裕でいける
横引き部分の中間地点に、既存の屋外使用のTを挿入して、煙突掃除の際に煙突をバラさずに煤を落とせるようにした
このように、かわはら薪ストーブ本舗では、いかなる場合でもメンテナンス性に関しても十分に配慮した設計をしている。
折れ曲がりの部分に45°のエルボを二つ組み合わせて90°を作って蓋なしで「ただ繋がっているだけで、煙突掃除の際には全部バラさないとできない」という施工をネットでは良く見かけるけど、長く快適に使うためには、どうすれば良いのかというところまで考えられているかどうかで、煙突掃除の際に、大きく時間や手間が違ってくる。これは毎年のことなので、累積すると極めて大きな違いとなる。
コントローラーで排気の強さを制御
この現場では中間レベル(6段階中の3-4)でちょうど良かった
「古民家リフォームで、煙突を屋根から出せない」というような今回のような現場だけでなく、「平屋で十分な煙突高さを得られない」あるいは「高気密高断熱住宅で、煙が室内側に逆流してしまう」というような案件の場合でも、この強制排気ファンを使えば、薪ストーブを快適に使うことができる。
「普通のやり方では、どうしようもない」「困った」という場合には、最後の手段として、こういう解決方法もある。
ちなみに強制排気ファンは、国産の物だと30万円程度だけど、今回採用したイタリア製のものだと20万円程度の予算を見ておけば導入可能だ。
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