Categories: 煙突薪ストーブ

メーカーも製造国も不明の謎の薪ストーブに火入れ

昨年、都内での薪ストーブの入れ替え案件の時に「不要だから処分してくれ」と言われて、引き取ってきた中古の鋼板製の薪ストーブを今回の激安案件で使った。原価ゼロ円の薪ストーブがあったから、成り立った案件だ。

薪ストーブ本体は中古や中国製の格安モデルを使っても、煙突は全て、国産の二重断熱煙突というのが、かわはら薪ストーブ本舗の施工の基本だ。よくあるシングル煙突を使えば簡単に楽に施工できるが、本格的に薪ストーブを使うようになると、結局は、煙突ごと入れ替えることになり、かえって高くつくことになる。薪ストーブ本体は後からでも簡単に入れ替えられるけど、煙突はそういうわけにはいかないので、最初から長く使える高性能で安心できるものを採用している。

シングル煙突の場合は排気が冷えて安定した燃焼をしないし、空気を絞っての低燃費の燃やし方もしずらい。煙が室内側に逆流しやすく、燃え方もイマイチで何よりも楽しくない。さらに、煤で煙突がつまりやすくシーズン途中に何度も煙突掃除をすることになったりで、快適な薪ストーブライフとは言えないものとなってしまう。煙突を安易に考えない方が良い。

扉を外して軽量化して、だいたいの位置に設置

位置を微調整しながら煙突を接続する

煙突接続後に、扉や灰受け扉などのパーツを組みつけて、位置の微調整の時に少しでも楽に薪ストーブを動かせるようにしている。

無事に設置完了して、お子さんもハイテンション

この中古の薪ストーブは、お客様のところから引き上げてきただけで、私が焚いたこともないし、操作方法や特徴も全然分からなかった。とりあえず、火入れして、炎の様子を見ながら各部のレバーを操作しながら様子を見てみることにした。

早速、上から着火方式で点火

縦長の炎が綺麗だった

各部の空気レバー全開の位置で、定番の焚きつけ方法の上から着火方式で問題なく炎が育っていったが、最初に組んだ薪の下の方に炎が回った時点で、下(灰受け室)からの空気調整の量が多過ぎる感じになり、適度に絞ってやる必要があった。全開のままだと炎の勢いが強すぎるし、全閉だと今度は弱くなりすぎる。けっこうシビアに調整する必要があった。

追加薪をして、本体温度が上がって、そろそろ空気を絞るタイミングでは、扉の上下についている二次燃焼用の空気調整レバーも全閉にすると明らかな酸欠になる。こちらも適度に開いて中間辺り位が良さそうな感じだった。

その他にも弁があって、この操作でも大きく炎の表情が変わるので、使いこなすには、かなり慣れが必要な印象だった。

工事の依頼を受けた時には薪ストーブ設置の目的や使い方は「災害時にライフラインが止まった時のバックアップ用に」ということだったけど、取り扱い説明をしていたら、積極的に薪を集めて、普段の生活でも使っていきたいような印象を受けた。

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