薪ストーブに初火入れ

先日、後輩の新築の一戸建てに設置された薪ストーブを見に行ったのが、ただ見るだけで終わるわけはない。当然、初の火入れを行った。12月28日(月)の大安の日にお酒、お米、塩を用意して、まずは安全祈願の「火入れ式」を執り行う。そしてユーザー自ら火を入れてもらう。燃え盛る炎に子供たちも引き付けられていた。

初めて火を入れて温度が上がると本体や煙突に塗られている保護用の油や耐熱塗料が焼けて、煙や臭いが大量発生する。これを知らないと、ビビってしまって「故障しているのではないか?」「どこかから煙が漏れているのではないか?」と不安に思ってしまいがちだ。理由を説明して、慌てず騒がず窓を全開にしつつ、完全に皮膜が焼けきるまでの最初の数回はこの症状が出ると説明する。

そして触媒付きのモデルのためダンパーを閉じるタイミングの説明も重要だ。温度計の数値だけを見ていると薪ストーブ全体が温まる前で炎が弱くなってしまう。焚きつけ後は各部の温度が全然違うことを手をかざしてもらって実感してもらう。炉内の下の方に熾き火がしっかりと絨毯のようにできて、前面も含めて側面上部など全体的にしっかり温まってからというところまで、ゆっくり温度を上げていく。時間にして焚きつけ後、1時間弱が目安だ。そこまではダンパーを閉じずに、しっかりと焚くように説明する。これは文字や言葉だけでの説明では不十分で、実際にやって見せないと初めて薪ストーブを使うユーザーは理解はできないと思う。

初めてで慣らしも兼ねてなので、あまりガンガン焚かずに、時間をかけてゆっくり温度を上げていき、最低限の安定稼動時の動作確認と説明にとどめた。薪の投入を止めて鎮火方向に持っていく。出かける時にわざわざ火を消す必要のないことも説明する。2時間程度焚いて、吹き抜けがなくても穏やかに二階も温かくなること、窓を換気のために開け放しても温かくなることが確認できた。

「火入れ式」と称して文字通り本当火を入れるだけでチョロっと焚きつけをしたけでロクに説明をしないで逃げるように帰っていく薪ストーブ屋さんが多いので「薪ストーブを焚いていても温かくない」とか「ダンパーを閉めると火が消える」とかいうケースがよくある。

しかし、この後輩は、きちんと正しい使い方を2時間程度かけて実際に見ながらのレクチャーを受けたので、自信を持って安心して使えるようになったと思う。

こうして呼んでもらうのは光栄なことだし、快適な薪ストーブライフを遠回りしないで送るためのお手伝いができたのもうれしことだ。1年の締めくくりにふさわしい動きだった。






かわはら薪ストーブは全国

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