薪棚から玉虫

集めてきた原木の中に玉虫の幼虫がいたのだろう。この時期に成虫になったようで、一斉に出てきて、飛び立って行った。

玉虫と言えば「玉虫色」という言葉を思い出す。玉虫色とは見る角度によって光の反射具合で、色が緑だけでなく青や赤や紫色に見えたりするのだ。稀に車の塗装でもそういうのを見かける。

衆議院総選挙が近いこの時期は、政治家の演説や答弁を見聞きする機会も多いが、この言葉を思い出させてくれる。たとえば政治家が「前向きに善処させていただく」と言った場合に文字通り受け止めるおめでたい人はいないだろう。これは「何もせずに放置する」と受け止めるのが正解なのだ。これが玉虫色の回答ということだ。

各政党で「マニフェスト」とか言っているが、何故「公約」と言わないのだろう?判りづらい言葉で国民を煙に巻く目的なのだろう。「公約」「約束」となると守らないとマズイものとなるから、当選後に実行しなくてもそれほど問題にならないようにと予防線を張っているのだろう。

百歩譲ってカッコイイ言葉、専門用語を使いたいということに善意に解釈したとしても、そのマニフェストに書かれている項目についてそれぞれ「実現時期」「実現方法」という具体策がなければ全く意味がないことになる。出揃っているマニフェストは、ただスローガンだけで、雰囲気だけのものだ。

政治家は本音では、日本の舵取りという本当の意味での政治をしたいわけではないのだろう。椅子取り合戦で議員の椅子を確保してそこに座り、議席にかじりつきたいだけなのだろう。マニフェストを見たり、テレビに露出している政治家たちを見ているとそうとしか感じられない。

先日テレビを点けたら偶然「党首対談」というのをやっていた。自民党の麻生首相と民主党党首の鳩山さんが政策についてお互いの揚げ足を取り合うものだ。さすがにこの時期になるとちょっと真剣に見ることになる。これまでの麻生さんのあちこちでの言動を見てきて、ただ用意された文書を読み上げているだけで「馬鹿で頼りない」という印象が強かったが、鳩山さんは、その上をいく無能ぶりを露呈していて幻滅した。麻生さんに「消費税を上げないでやっていけるのか?」と突っ込まれたら、鳩山さんはしどろもどろになり「わ、わたしの任期中の4年間はとりあえず上げずやっていく・・・」となってしまった。問題の先送りで根本的なところまで踏み込んで考えていないということだ。民主党は「なにがなんでも自民党に反対」で反対することだけば目的で代案や具体策を全く用意していないことがはっきりと判った。

自民党政治も限界にきて、民主党も頼りない現状では、どこに投票すれば良いのだろうか?今までは「該当者なし」「該当なし」と投票用紙に書き込んでいたが、シャレで幸福実現党に投票してみようか?



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