これは撒き餌だった

仕事へ行く時に道路っぺりの空き地に気になる木があって、いつも目に止まっていた。

「これはこの空き地に生えていた木を切って、放置して腐らせてしまうんだろうな」
「腐らせるのはもったいない」
「それにしても綺麗に切り揃えられているなぁ」
「もしかして薪に使うつもり?」

いずれにしても切った人は木に対して愛情を持っていて、切った後も大切にしていることは見れば判ることだ。愛情のない切り方で放置されている場合は切り揃えられることなく枝葉も含めてグチャグチャに地べたにべた置きされている。それとは対極的な切った後の扱いだ。

寒い真冬の時期には外に出ている人もあまりいないので、周辺の人に訊くこともできない。しかし、これから暖かくなってくると散歩している人や農作業している人などが外に出ていることも多くなり、訊くチャンスが訪れる。

空き地は持ち主が離れたところに住んでいるケースも多く、近所に訊いても的確な情報が返ってくることがないこともある。数回に渡り複数の人に訊くことでだんだん核心に迫る情報、美味しい情報にありつくことになる。

今回はこの木をもらおうと思って3-4人の人に声をかけたが「その木はどこのだか判らないけど、家で切った木があるからこれを持っていっていいよ」とか「近所の家でも切って放置されているのがあるから聞いておいてあげる」とかの話をもらった。後日チェーンソー持参で回収に行くこととなった。

かわはら薪ストーブは全国

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