焚きつけ直後の温度が低い時には、黄色くて明るい炎がボーボーという感じだけど、温度が上がって熾き火がたくさんできてくると、薄くて透明な炎の割合が多くなってくる。青白い揺らぎのような、オーロラのような炎がユラユラという感じになったら理想的な薪ストーブの燃焼状態だ。
この状態を作るのは、薪をケチらずにガンガン投入して、空気も絞り過ぎないのがコツだ。最初に温度を上げてやらないと、いつまで焚いても黄色い炎のまま薪が燃え尽きて終わりになってしまうのでかえって燃費が悪くなる。一度熾き火が大量作ればその後は空気を絞って少量の薪で長時間燃焼モードに入るのだ。いかに高温で完全燃焼させるのがポイントだ。
慣れてくると炎の色を見ただけで温度が判るけど、慣れないうちは放射温度計できっちり薪ストーブの各部の温度を把握したい。
低い温度の炎(黄色くて明るく透明度は低い)