薪ストーブの温度管理に使うバイメタルの温度計は精度がイマイチのものもある。下手をすると50℃とか100℃くらい違う温度を指していることもある。今回「異常に薪ストーブ周辺の炉壁の温度が上がる」ということで、確認しに行ったらこの写真の時点で誤差が90℃くらいあった。概ね100℃違っていたわけで、バイメタルの温度計で250℃の時に、実際に350℃だったわけだ。針の上の方ほどバネの力が強くなり誤差が大きくなるのだ。この温度計で300℃とかで焚いたこともあると言っていたので、最高で天板の温度が500℃以上になっていたと思われる。
やはり慣れない人ほど放射温度計で管理するのが安心だと思った。
![]() |
赤外線 放射温度計(AD-5611A) () エーアンドディー |
コメント
実は、非接触の表面温度計の精度もあまり高い物ではありません。
黒いストーヴならまあまあですが、ホーローの場合など大きな温度差が出ることがあります。
一番確実なのは接触式の物です。
昔は、放射温度計の方が高価でしたが、いつの間にか価格が逆転して接触式が高くなってしまいました。
Gさま:
赤外線放射温度計は黒い反射しない物質の温度を測定する計測器です。
したがって、反射する素材、色のついている素材の場合はそのままでは計測できません。補正用のシートがありますので、それを貼り付けて測定します。
どんな測定器も正しい使い方をして初めて機能します。