住宅地で煙を出さない薪ストーブの使い方をレクチャー

昨日は、薪ストーブの焚き方レクチャーをしてきた。新築の家で、完成して引渡し直後のタイミングだった。大空間を生かした個性的な作りで楽しい暮らしが目に浮かんだ。オシャレな空間にドブレの最新モデルのビンテージが似合っていた。
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雨仕舞い的にも、工期的にも、排気抵抗の小ささ的にも、メンテナンス性にも優れたチムニー角トップ仕様の煙突
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吹き抜けを真っ直ぐストレートに二重断熱煙突が立ち上がり、天井にはシーリングファンの理想的な環境
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住宅地で煙を出すことを心配していたので、煙の発生が少ない「上から着火方式」を伝授した。持参した薪を下の方に組んで、上に行くにつれて少しづつ細い薪、そして上の方はナタで建築端材を細かく割った木っ端で山のようにしてセット完了。チャッカマンで点けるつもりでラフに組んだが、チャッカマンのガス欠で炎が持たなかったので、結局マッチで点けることになった。マッチ一本というわけにはいかず、マッチ4本くらい使ったけど、無事に点火できた。
後から話しを聞いたら、高断熱高気密の仕様で24時間換気が動いていたそうだけど、本体背面からの外気導入、側面からの換気ガラリ、そして窓を開いていて焚きつけしたこともあって、室内側への煙の漏れは皆無だった。
途中、何度か外に出て煙突の煙を確認していたが、ほとんど煙が出ているかどうか判らない状況だった。私的には「(他のストーブだったら)ちょっとは出てる?」という炎の様子だったけど、さすがにビンテージの燃焼効率や性能の高さが効いていたようだ。元々、煙の立ち上がり難い上から着火方式、そしてビンテージの性能の高さ、そして重要な煙突が理想的な状況、究極の2年乾燥薪を使用したこと等、好条件が重なって、ほぼ無煙でのオペレーションが可能であることが実証された。
そのままガンガン焚いて、最終的には天板の温度も250℃近くまで上がり、しっかり良い感じで二次燃焼が起きて、綺麗なオーロラ炎も堪能した。空気調整のコツ、薪の投入のタイミングなども実際にやって見せて身をもって理解してもらった。
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その後、薪は炉内で炭化して、青白い高温の炎を上げて燃えてくる。薪を投入しなくても効率良く、低燃費で高温が保てる段階に入る。これは炉内料理にも適した状況だ。
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ジャガイモがあったので、新聞紙を濡らして包んでから、アルミ箔を巻いて、炉内に投入。45分後に、とても美味しいじゃがバターを堪能できた。素材の味が生きていて、電子レンジで作ったものとは次元の違う味なのだ。
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家族で薪ストーブ料理の片鱗を火入れ初日から実感。ジャガイモを取り出して、熾き火の上に薪を乗せたら、すぐに着火した。
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一通り、レクチャーを完了して、最後に記念撮影!家族の笑顔が満足度を物語る。
焚きつけから、安定稼動、そして炉内料理、薪の再投入まで一通り、一連の流れを時間をかけて説明してきたので、この家族は遠回りすることなく、いきなり、しっかり薪ストーブを使いこなせるだろう。住宅地では煙を出してクレームを受けてしまうと非常にやりづらくなるので、スタートが肝心なのだ。
快適で幸せな薪ストーブライフのお手伝いができたことをうれしく思う。
※焚き方に自信のないユーザーは遠慮なく相談して下さい。全国どこでも実地で焚きつけレクチャーします。
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コメント

  1. より:

    いやー、こうして
    住宅街で実践してる方を見ると
    ガッツが湧いてきますね。
    我が家もその節はスタートダッシュ
    のレクチャーをお願いします!

  2. かわはら より:

    林さま:
    コツさえつかんでしまえば、煙を最小限にできます。
    最初が肝心なので、もちろんきっちりレクチャーさせていただきます。