薪運び用の軽トラックや軽のワンボックスのタイヤのサイズは145R12(扁平率は82)が一般的だけど、サイズ以外にもチェックポイントがある。
それはプライ数(耐荷重指数)だ。普通のそのサイズのタイヤは6プライが多い。この場合、実際にはタイヤの刻印では6PRと記載されているはずだ。しかし、軽トラックや軽バン用のタイヤは8プライも選択可能だ。そこまでチェックしてタイヤを購入している人はあまりいないだろう。
6PRタイヤの場合は最大空気圧が3.5kPaで耐荷重は485kg
8PRタイヤの場合は最大空気圧が4.5kPaで耐荷重は520kg
私が薪運びに使っているダイハツの平成8年式のS100Vハイジェットは
車両重量800kg
最大積載量350kg
定員2名110kg
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車両総重量1260kg
となっている。
荷物を載せた場合に均等に重さが各車輪に伝わるかどうかは、とりあえずこの際、無視して単純に4で割ると、一輪あたり315kgなので、積載量が車検証通りの場合には6PRでも十分だろう。
しかしながら積載重量を気にしないで、無理やり容積いっぱい積むと平気で1立米500キロどころか2立米1000キロくらい積めてしまう。加速も悪くなるし、ブレーキの効きもかなり悪くなるし、コーナリング時には前輪が浮いて曲がらなくて恐怖を伴うので、絶対に止めておこう。
ちなみに1立米で500キロ積んだ場合はこんな感じ(もちろん公道は走れない。撮影のためにストックヤードのみ)
リヤタイヤは9センチまで沈み込みタイヤの向こう側はの地面は見えなくなる
空荷の場合には13センチで、タイヤの向こう側の地面が見える(4センチの車高の違い)
仮に750キロ積んだ場合には+400kgなので1660kg/4の計算で一輪あたり415kgとなり計算上では6PRの数字は下回っているけど、実際には荷重は均等にはかからないので、現実の走行時には6PRタイヤではかなり厳しいことになるだろう。
40キロの制限速度では40キロ以上出さないように絶対に交通法規を遵守している人ならば当然軽トラックには350キロ以上積載しないだろう。しかし普通は流れに乗れば制限速度をオーバーしてしまう。それと同じように原木や薪などの重量物を運搬する場合には、ついつい過積載してしまいがちだ。そこで今回は安全を考えて8プライタイヤを選択した。
耐荷重の高い8PRタイヤを選択
前回のタイヤ交換で4本1万円とかの韓国製か中国製の激安タイヤを装着して、それは6プライだった。耐荷重が低いだけでなく、ロードノイズも大きく、グリップも低く、乗っていてイマイチだった。だいぶ溝が減ってきたので、タイヤ交換することにしたが、今回はメードインジャパンにこだわった。
安心のMade in Japan
これで安心して薪集め、薪の配達に行けるようになった。
12月21日(昨日)のデータ
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コメント
かわはらさん、
今日の記事は(も?)マニアックすぎます。
薪ハンター兼薪ストーブユーザ諸氏に
伝わると良いのですが。。。
ぱいろまにあさま:
なかなか知られてないタイヤの耐荷重ですが、薪集めしている人にとってはぜひとも知っておいて欲しいチェックポイントですよね。
思ったほど増えませんね。。。
一応、8PRを履いていたのですが、リアだけ減った時に、かなり価格が高かったので、フロントをリアに回して、前は6PRにしました。
均等に荷重がかかるわけではないと思いますので、車検証を見て、軸の荷重を見てみると、無駄に4本とも8PRにすることはないと思います。
個人的には、空気圧を積載に応じて、都度調整するほうが大事に思います。
自分の場合は、ダンプですが、アオリまでしか積まないようにして、それで薪割りをするとちょうど1m3になって、メッシュパレット1つ分、隙間率が1/3位、比重が0.6だとすると、1×66%x0.6=400kg。
もし、乾燥が甘いと過積載の可能性も無きにしもあらず、という感じですね。
積みすぎると、車に負担がかかって傷めるので、かえって損だと思います。
個人的には、軽トレーラーに興味があります。
あれだと、積載量が2倍になりますし、保険は牽引車のものが使え、維持費もかなり安めなので、乗用車なんかに薪を積んで、自動車の足回りを痛めたりすることを思えば、スマートだと思い、ジムニーにはヒッチを取り付けて、車検証は軽自動車検査協会にいって、書き換えてもらいました。(費用は100円以下)
トレーラーは物色中ですが、なかなかいいものが出てこないんですよね。。。
shige02さま:
おっしゃる通り8PRタイヤはけっこう値段が高いですよね。
前後輪のローテーション、空気圧など総合的に管理できれば、使い分けもありだと思います。
トレーラーを引っ張るのが一番合理的ですねぇ。
商用4ナンバーだと
プライ数が合ってないと車検通りませんので高くても仕方なく使ってます。
スタッドレスの場合、プライ数が多いとタイヤの柔軟性がなくて効きが悪い傾向があるので注意が必要です。
エコエコ薪ストーブさま:
そこまでチェックする検査官もある意味で凄いですよね。
廃材 工作機械 石材 材木 倍積載が 頻繁です 引き取りに 長野県 山梨県 静岡県の山間部も 走行します 増しリーフ親バネ2枚 子バネ3枚6枚リーフにしています 前のサスは4WDダンプの純正です 山道最高ですが 雪には 弱いです キャリーDA-63T 2駆です
SHOEI。さま:
6プライとの違いは、明らかに体感できますよね。この安心感は半端じゃないです。
足回りも固めてあってさらに安心ですね。