私が設計時からコンサルした案件であれば煙突掃除の際のトップへのアクセス経路を確保しているので、こんなことにはならないが、今回依頼を受けた現場は、高所作業車か足場がないと無理な状況だった。勾配のきつい屋根の上部のチムニーなので、棟をまたいでロープをかけてクライミングするにしても固定する場所がない。また別の方法で勾配なりに二連梯子をかけるにしても、位置が高すぎて煙突まで届かないし、リスクが高いが梯子を屋根上で連結するにしても地上部分の接する場所が敷地の外に出てしまうので不可能だ。
今回のように高所作業車が入れて、気軽に呼べる環境であれば、何の対策もない設計もありなのかもしれないが、そうでない場合には煙突トップへのアクセス経路まで十分に配慮した設計にしておくことをお勧めする。(ロフトの上の天窓から直接屋根に出られるとか、チムニーからステンレスの鎖を垂らすなどの対策をしておく)
ユニック車にゴンドラを取り付けての高所作業仕様
チムニー部分へブームを伸ばす
別角度から
ゴンドラからの眺めはこんなカンジ
ユニックにつけたゴンドラでは、ここまで近づくのが限界だった
本当はもう少し近づきたいところだけど、まあ何とか作業できた。
コメント
我が家と同じ状態ですね。
しかし、我が家では高所作業車も入れないので、自力でやるしかないです。
今年の我が家は、太陽光発電パネル取付用の足場を借りて、昨日煙突掃除を終わらせました。さすがに足場があると余裕をもってじっくりと作業することができますね。
クボタさま:
お疲れさまでした。足場があると楽ですが、毎回煙突掃除のために足場を組むわけにはいかないですからねぇ。