埋め込み型の暖炉タイプの薪ストーブ

鋳物の鉄の箱の「薪ストーブ」と、開放型「暖炉」の中間に位置するポジションの埋め込み型の暖炉タイプの薪ストーブを選択肢に入れる人は少ない。
すっきりした洗練したインテリアになることと、炎の迫力は薪ストーブとは比較にならないけれども、工事が本体を不燃壁で囲む大掛かりなものになってトータルでの施工費用が高くなることで、敷居が高いのかもしれない。でも、それが可能な状況の人はぜひとも選択肢に加えて欲しい。
巨大なビルトインタイプの炉内に、薪ストーブにはとても入らない太くて長い薪を突っ込んで豪快に燃やしてみたい。満足度の高い逸品だ。
先日薪の配達に行った家で、このタイプを使用していたので、お願いして、お家に上がり込ませてもらって、内部の構造まで見せてもらった。
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漆喰の外壁、レンガ積みの玄関、ガレージにはポルシェ
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玄関のレンガとお揃いの暖炉周り
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ベルギーの Bodart and Gonays社の製品
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専用ツールを使ってガラス扉を上方向にスライドさせる
 
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空気調整も専用ツールの反対側を回転部に突っ込んで回す
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炉底には一次燃焼空気の吹きつけ口が並ぶ
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炉の上部はバッフルになっていて、基本的には薪ストーブと同じ構造
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暖炉の上下に空気スリットが設定されていて、強制ファンで炉の周辺部で温められた暖気を室内に送り出して効率的に暖房できる仕組みになっている
この会社の製品だけでなく、私が取り扱っているドブレでも2180という同じタイプの製品が作られている。


メトスでも輸入していてカタログにも載っている。今年、千葉県内の設計事務所から問い合わせいただいているので、一件施工する可能性がある。早く見てみたい。
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かわはら薪ストーブは全国

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コメント

  1. 山口透 より:

    やはりビルトインは、強制送風でないと成り立たないですか?

  2. いずみ より:

    ショップへ遊びに行くと、此の様な暖炉を取り付けに行った
    店員の話を聞けましたが、価格が百数十万するとかでした。
    左程興味も無く価格を聞いただけで、メーカーや機種は分かりません。
    メンテナンスも、いわゆる薪ストーブと同じなんでしょうか?

  3. かわはら より:

    山口透さま:
    必ずしも強制送風にしなくてもOKです。
    その場合でも壁面で覆われている隠れた部分からの熱も室内側に回すために下部と、上部にスリットを設けて、自然対流させる方が効率が良いです。

  4. かわはら より:

    いずみさま:
    既に薪ストーブを設置したお客様に、ビルトインタイプの暖炉の話をする店員さんは、よほど興奮していたのでしょうねぇ。
    ドブレの2180でしたら本体そのものは60万円程度ですが、付帯工事(ガラス面以外の部分を不燃壁の空間で覆うことが必須)が高くつきます。
    メンテナンスは普通の薪ストーブと一緒です。基本的な構造も一緒ですので・・・。

  5. 風の森 より:

    ビデオで見ますと、実に精緻に巧妙に作られたストーブですね。一朝一夕に到達したシステムではないですね。彼我の薪ストーブの技術、文化の違いに思いを至らされます。画面だけでは分からず知りたい所や、参考にする所がたくさんあります。
    これは蓄熱タイプと考えていいでしょうか?

  6. かわはら より:

    風の森さま:
    扉を開くと自動的に煙突に排気が抜けるように弁が動く機構は良くできていると思います。大きな力を必要としないで回転させることができます。このことで、扉を開いた時に煙が室内側に出てこなくなります。
    その他にも部品を組み合わせて固定しないで引っ掛けているところとか、熱負荷がかかっても壊れにくいですし、本当に良くできていると思います。
    本体の周りの不燃壁に蓄熱させるという意味では蓄熱タイプと呼んでも良いと思います。広い炉のサイズなので太い薪で長時間燃やすことで真価を発揮すると思います。