含水率計の使い方の基本

薪の乾燥は、慣れてくれば手で持った時の軽さ、手触り、そして薪同士を叩き合わせた時の音で、だいたい判る。
しかし慣れていない人は感じ取れないケースも多い。その場合、含水率計という測定器に頼ることになるけど、これは正しく使わないと全く意味がない。
電極を木に挿した時の電気抵抗で計測しているので、きちんと電極を差し込まないと低い数値になる。しっかり電極を差し込むのは意外と大変なのだ。適当に軽く挿せばいくらでも好きな数値に操作できてしまう。海外の本格的なものは電極部分だけ取り外し可能になっていて、それをハンマーで打ち込むようになっているくらいだ。
また、測定する薪を割らないで、そのまま表面に挿しても意味がない。表面の乾燥した部分を計測しても、割った内部の中央部分がその薪の真の乾燥度合いだからだ。
割った中央部分に、これ以上は刺さらないくらい、電極を入れた数字以外は意味がない。
(使わなくても経験から持った感触で感じ取れるようにはなるけど)測定器を使うならば、正しく使おう。
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表面が20パーセント付近でも・・・
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割った内部は30パーセント以上
こんな薪を焚いていると煤や煙が大量発生するし、気化熱で周囲の熱を奪って、なかなか温まらないし炎も元気がない。10パーセントの含水率の違いがあるということは、3kgの薪を投入したとして、乾燥した薪に300mlのペットボトル一本分の水を炉内にぶっかけて使っていることと同じなのだ。そういう想像をすれば、いかに乾燥不足の薪を焚くことが、煙や煤を大量発生させていることや、暖かさに繋がらないことが理解できると思う。
きちんと乾燥した薪を使うことが、薪ストーブライフの基本中の基本だ。薪ストーブの機種の違いよりも、はるかに重要なことだ。いかにカタログスペックが高性能な薪ストーブを使っても薪が乾燥していなければ、乾燥した薪を中国製の薪ストーブで焚くより劣るのだ。
煙や煤の心配をする人は、薪ストーブの機種で悩むよりも、薪の乾燥を考えよう。
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コメント

  1. 中華ユーザー より:

    いちいち中国製より劣るだとか引き合いに出さなくてもいいって。あんたの売ってるやつは立派なのわかってるからさ。
    たかがストーブに煙突だなんだで100万も200万もだすんだからストーブ本体と煙突代合わせて10万円台の中国製とほとんど変わらないんじゃしゃれにならんのあたりまえだろ。。必死だよな(笑)
    人のけなして自分の良く見せようたってだめだって。それとも中華はだめだー、中華はだめだーと薪ストーブ予備軍洗脳しないとだめなほどあんたの売ってるストーブは低性能なの?俺は中華ユーザーだけどうるさいってあんた!これはこれで調子よく使ってるんだからいーじゃん!
    人のけなさんで自分のだけほめてな。
    あんただけだよ中華コケにするの。
    あんたの売ってるストーブ誰かにこけにされたの?
    もううんざりだって。
    あんた
    どうせそんなつもりないとか言うんだろうけど、ありありだわ~

  2. かわはら より:

    中華ユーザーさま:
    そこは今回の突っ込みどころではありません。
    薪の乾燥具合の方が、薪ストーブの生産国よりはるかに重要だと言っているだけです。
    全然中国製をけなしてないし、それなりに使えることは認識していますよ。
    中国製の一桁万円の薪ストーブをチューニングしたものに、国産の二重断熱煙突を接続して、非常にコストパフォーマンスに優れた施工例もあります。

  3. カピバラ より:

    かなーり以前にも書き込ませていただきましたが、
    久々にまた書かせていただきます。
    いつも良記事、本当にありがとうございます。
    実は私も中華ストープユーザーですが、その欠点をどう補って
    薪ストーブライフを送るか、が非常に楽しく、
    貴ブログでいつも勉強させていただいております。
    自分の薪ストーブライフが充実したものになってきたのは、間違いなく貴ブログのおかげだと思っています。
    かなり前、中華薪ストーブを使用されておられたころのブログから遡って拝読しておりますので、
    かわはら様の理論と実践に裏打ちされた記事の厚みは貴重なものだと感じております。
    毎日の更新、本当に楽しみにしております。
    あまりお力にはなれませんが、
    クリックだけはなんとか毎日やりたいと思っておりますので
    これからもよろしくお願いします。

  4. かわはら より:

    カピバラさま:
    コメントありがとうございます。
    私も中国製の薪ストーブの使用経験もありますし、現在でも中国製の薪ストーブを使っているユーザー宅での支援、設置も行っていますので、その性能を引き出すためのポイントやノウハウもそれなりにあり、決して馬鹿にしているわけでないというのも、これまでの記事を読んでいただいている方にはご理解いただけていると思っています。ありがとうございます。
    ブログ村のクリックもありがとうございます。そういう応援も心強いです。
    中国製の薪ストーブの高性能化の秘訣は気密性の確保だと思います。ガスケットを太めのものにコマメに交換すること、必要に応じて耐火セメントで隙間を埋めてやることなどで、余計な空気を炉内に入れない工夫をするとだいぶ違います。

  5. たんざー より:

    中華ユーザーさん
    「中華製は?」とは、例えとして多くの国で使われる表現ですから、そこは常識的にスルーすべきかと思います。私もかわはらさんも元中華製ユーザーですから、整備によって性能が向上し十分に使えることくらいはわかっています。しかし、当たり外れ等ロットによって不安定な質や、そのまま使えば本来出せる性能も活かせないことは事実です。それを手直しして使う、または運良く当たり物で満足して使えるユーザーは少数派でしょう。敢えてこの言い回しにするのはそういった理由ではないでしょうか。

  6. たんざー より:

    かわはらさん、こんばんは。
    私もモイスチャーゲージを買いまして何でも刺しては遊んでいます。薪は確かに深く刺すとパーセンテージが上がるのでやはり割って刺せるだけ深く刺さなければいけないのですね。説明書には2mm程度と書いてありましたが、それじゃ浅すぎますね。

  7. かわはら より:

    たんざーさま:
    フォローをありがとうございます。
    説明書に2ミリと書いてあるのは、まだ具体的で良心的だと思います。
    それでも割って、刺せるだけ刺して、しかも、複数個所でやって最も高い数字を持って、その薪の含水率と判断した方が良いと思います。
    遊び、目安と割り切って使う分には神経質にならなくても良いかもしれないですが、数値で議論したり、考察するためには、ある程度の正確性も必要でうすからね。

  8. 山口透 より:

     一応安物含水率計持っていて、割って測ったりした事もあったのですが、薪の製造方法が違うと、含水率高低は、綺麗に燃えるかどうかとは単純に直結しない事も感じています。
     水分が多ければ、それの気化に熱を使わなければならない理屈は絶対変わらないので、熱量からは乾いていないと損するのは必死ですが、すすが出やすいか、じゅくじゅくシューシューして気分が悪いかは、含水率と一致しないようです。
     具体的には、雨ざらししすぎてカビだらけ薪の直前にまた雨かぶってしまった薪は、まったりと綺麗に燃えます。細胞内に含水しているか、細胞外に含水しているかの違いでしょうか。
     所で、中国製薪ストーブについてですが、機種によって極めて大きく異なり、その基本性能はとてもひとくくりにできないと感じています。
     ただ、性能と品質がリンクしていないという事は、ストーブに限らず、多くの中国製品にみられる固有の特徴であると言えると思います。

  9. かわはら より:

    山口透さま:
    木の細胞内の水分が抜けているのか抜けていないのか、濡れていて水分を含んでいるのが表面だけなのかで大きく違うというのは、おっしゃる通りで大事なポイントですね。
    中国製の品質のばらつきはあるものと考えて、上手に対応していくのが使いこなしの秘訣ですね。