私が慣れ親しんでいるドブレの場合には薪ストーブの空気調整では、ミリ単位で調整レバーを動かして微妙な空気の流れをコントロールしてやるのも醍醐味の一つだ。一次と二次の量を微妙に調整することで、高効率と高燃費が実現する。
一方の最近導入したハンターは特にそういう微妙な調整を必要としない、非常にラクチンな取り扱いが可能なのだ。空気レバーは一次と二次の二箇所あって、それぞれ無段階に微妙に調整することもできるけれども、きちんと初期設定してやれば、その必要はなくなる。適当な温度まで上がったら、空気調整レバーをスイッチのようにオンオフする感覚で閉めてしまえば良いのだ。難しいことを考えずに、気軽に誰でも使えるという意味での非常にオートマチックに近い感覚で誰でも簡単に使える。
その初期設定の方法というか、秘密は背面からの二次燃焼用の空気取り入れの弁の調整にある。一次、二次を完全に閉めた時の供給空気量をプリセットで決められるのだ。この開度は、設置場所の標高(気圧)、煙突の長さや配管ルートによって最適値が違ってくるので一概に何ミリと言えないけれども、一次、二次に空気レバーを全閉にした時に、気持ち良く燃えてくれる空気量にしておけば、前面の手動の空気調整レバーで微妙な空気の調整をする必要がなくなるのだ。(調子に乗りすぎて、この弁を閉じすぎると、空気レバーの微妙な調整が必要になるので面倒になる。適切なところに調整して、あとは煙突ダンパーでコントロールするのが快適だ)
背面からの空気調整弁を極端に開いたところ
この辺りが最適だった
調子に乗ってもっと絞ってみたところ(ちょっと酸欠状態で背面からの噴出しが弱くなる)
この弁の調整を最適にしておけば、手動での空気調整レバーはスイッチのようにオンオフ感覚で使える。微妙な使い勝手のテクニックは不要で、誰でも簡単に安定したオーロラ炎を作ることができる。
この弁で背面からの空気の噴出し量が調整される
コメント
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全閉にした時にあえてベストな開度になるようにしておく。
すごいナイスなアイデアですね!
誰が触ってもベストな状態にできるので、素晴らしいです。
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かなパパさま:
誰が使ってもベストな状態になることと、微妙の操作のテクニックが不要でラクチンになり一石二鳥です。