薪ストーブの燃焼にともない、煙突から排気が抜けていくということは、同時にそれだけの空気を薪ストーブが吸い込んでいるということだ。
高気密高断熱の家だけでなく、気密性の低い古民家でも、あらゆる場合で、薪ストーブを設置する際には、外気導入を設定するのが基本だ。
これを省略すると「焚付けの時に煙が室内側に逆流する」「家の中の気密の弱いところから薪ストーブに向けての隙間風流れる」などの問題が発生する。
薪ストーブが必要としている空気が素直に流れ込まないと起きる現象なのだ。
今回の古民家リフォームの現場では、工務店には「炉台の薪ストーブの下に換気ガラリをつければ?」と提案したが、立派な大谷石に孔を開けるのは納得がいかなかったらしく、凄い方法で外気導入が実現した。
パっと見た限りでは、そこに外気導入があるとは気づかない見事なデザインで、さすが古民家再生に取り組んでいる工務店でセンスが良いとと思った。
ちなみに、このスリットのサイズ(個数)も適当に決めているわけではなく、打ち合わせをして、通常の直径150ミリの円形の換気ダクトを使った場合と同じ面積となるように機能的にも問題ないように計算してある。

炉台と炉壁の取り合い部分に注目!

スライド式、スリット式の開閉式の外気導入

指で左右に動かすことで、開閉できる

外気導入で開いている状態

ハンターストーブの、正面上部の二次燃焼用の空気調整と同一方式、同じデザインのお揃いの外気導入となった


コメント
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良いアイディアですね。参考になります。容積の広い古民家ですから要らないような気もしますが・・・目立たない形状の吸気口は大変素晴らしいと思います。
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koudaさま:
隙間風の多い建物で、外気導入を省略すると、薪ストーブに向かって、冷たい空気の流れが発生するので、なるべく設定した方が良いです。