今回の山形での薪ストーブ設置の際には、施主さんから「二階への暖気の上がり方をコントロールしたい」という希望があった。
かわはら薪ストーブ本舗のオリジナルのスリット式の化粧板を使って、一階リビングに設置した薪ストーブの暖気を二階に上げて、シーズンオフや、冬場でも二階が暑すぎるとか、一階リビングを急速暖房したいみたいな状況の時には、スリットをふさぐために、分割式の目隠し板を作成して、必要に応じて上に乗せてスリットをふさぐことができるようにした。
それから一階リビングの音が二階にダイレクトに伝わるのを防ぎたいという意図もあった。煙突貫通位置は、ユーティリティスペースで、個別の部屋ではないので、音はあまり気にならないとは思うけど、空気がダイレクトに伝わるか伝わらないようにすると、多少は違うだろう。
単純な構造でありながら、効果の大きいものができた。