私がフラッシング施工が嫌いな理由

フラッシング施工は、チムニー作らなくて良いので簡単にサクっと工事が終わるというメリットがある。工期も短いし、低予算なので安易にこの作戦を取りたくなる誘惑に駆られることもある。
しかしフラッシングが野地板(屋根面)から立ち上がってないので、物理的に雨水が回り込みやすい弱点がある。風雨の時に、下から上に吹き上げられて隙間から雨水が入りやすいのだ。
それから、フラッシングと煙突の取り合い部分の防水処理にも問題がある。この部分はコーキングや防水テープで処理するのだけど、これらの部材は寿命がある。10年程度は大丈夫だろうけど、20-30年持つとは思えない。「設置して15年とかで雨漏りするようになってきた」というような話も古いユーザーさんから聞くけど、たいていはこのケースだ。
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フラッシングと煙突の取り合い部分は、このように隙間がある
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ブチルゴムの両面防水テープで第一次防水処理(ストームカラーの下から吹き上げた水の浸入防止)
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内側の防水処理した部分の上にストームカラー(水切りの金物)を巻き付ける
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このネジの締め付けトルクに要注意(インパクトドライバーできつく締めすぎるとネジが切れる)
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ストームカラーと煙突の取り合い部分も防水テープで処理
屋根の下から遠くから見たら、ただの黒いパイプが屋根から抜けていくようにしか見えないけど、実際にはこういうコーキングや防水テープで処理しているだけなので、かならず寿命があり、忘れた頃に雨漏れすることが運命づけられている施工方法なのだ。
この施工方法の場合、煙突掃除の時に定期的に点検して、必要に応じてメンテナンスが必要だということも頭の片隅に入れておこう。
※メトス製の角トップ&チムニーでの施工の場合は物理的に、こういう弱点が存在しないので長期に渡って雨漏れの心配はない。
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コメント

  1. うさぎ より:

    フラッシングより角トップが良いのが分かりました。
    しかしメーカー指定はメトス製を強調しているようではありますが、ヨツール製も角トップなら一緒ですよね。
    ※印でメトス1社だけを強調しているのがフラットなお考えの川原さんらしくなくて。(笑)

  2. かわはら より:

    うさぎさま:
    角トップは、メトス製とトコナメエプコス製は違います。メトスの製品だけがこの構造です。
    最近、トコナメエプコスもメトスの真似をして角トップを開発しているという噂はどこかで耳にしましたが、(製品化されているかも含めて)未確認です。
    ですから角トップに関しては、確実なメトス製で発注しています。

  3. himiel stoveさま

    記事にしていただき、ありがとうございます。