スカゲンの空気調整の不具合は簡単に解決した

ハンターストーブはシンプルな構造でメンテナンス性に優れている。そのため、万一の不具合の発生時にも薪ストーブ店に修理を依頼しなくても自力で解決することもできる。ハンターのスカゲンのユーザーから「空気調整ダイヤルを左に回しても空気が絞れなくなった」という連絡を受けた。
対処方法を伝えたら、ユーザーの処置だけで復旧した。
スカゲンの空気調整の機構はとてもシンプルで、底面の空気調整ダイヤルはカセット式になっている。ボルトを回すだけで取り外し可能だ。空気調整のカセットを取り外すと、ダイヤルを回して弁が上下する単純な造りなのが確認できる。よくあるトラブルは、ダイヤルと連動している金属製の軸が軸受けから外れて空回りしてしまうことだ。この場合は目視確認すれば明らかに軸が外れているから元に戻せば復旧する。
今回は点検してもらった結果、上記のように軸受けから外れることなくダイヤルに連動して弁が正常に動いているということだった。この場合はカセットそのものが、何かのはずみで薪ストーブ本体に正常に固定されてなくなってずれてしまっていることが考えられる。一度、カセットを取り外して、ついでに空気取り入れ口付近の埃を清掃してから、注意深くカセットを正規の位置に取り付ければ復旧する。今回はこの処置で解決した。
ユーザーでも簡単に修正できるシンプルでメンテナンス性の良い構造は特筆できる。寒いこの時期は薪ストーブが稼働できないダウンタイムが少なければ少ないほど良い。修理依頼を受けても、すぐに行ける状況ばかりとは限らないので、今回はスカゲンのメンテナンス性の良さに助けられた。
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空気調整の不具合から復旧して正常に使えるようになったスカゲン
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お店なので薪ストーブが使えないと、楽しみにしてきたお客様にも申し訳ない
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復旧の連絡をもらったけど、後日、動作確認のため訪問した
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薪ストーブを見ながらランチができる貴重なお店

パンセ (Pensée)
0475-47-2962
千葉県長生郡白子町中里5396
営業時間
パン9:00~17:00
カフェ10:00~17:00(LO16:00)
定休日
火曜日

「薪ストーブを体験してみたいけど、薪ストーブ屋に行くのは敷居が高い」という人は、ランチやカフェのついでに、行ってみてはどうだろうか?
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カボチャとチーズのパン
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