古民家リフォームで薪ストーブを設置する案件だ。
足場なしでは厳しいけど、左官屋さんの作業時の足場を使わせてもらうことができた
このチムニーの外壁は、よくあるサイディングでもなく、板金仕上げでもない、ホンモノの煉瓦タイルだ。左官仕事はモルタル、タイルなどの大量の資材を使うので、しっかりとした足場が必要になるのだ。この足場を使わせてもらうことができたので、まるで天国にいるかのような快適な煙突工事になった。
天端の固定金具を取り付けたら、下げ振りを垂らして、チムニー下端の固定金具の位置を出す
チムニーの骨組みの柱や間柱は縦方向に走っている。しかし都合よく固定金具のビス穴の位置にくることはないので、何の対策もしないと固定金具を打ち付けることはできない。そこで事前に打ち合わせで、棟側(水上側)の一面のみ、柱と間柱の隙間を50ミリ厚以上の木材で埋めてもらってある。範囲は天端から下400ミリまでだ。チムニーのこれより下のケイカル板の内側は太鼓状態だけど、この部分だけは煙突の荷重を受け止めることがきる構造になっている。
工務店と打ち合わせをしても、ケイカルの内側に木下地が入っていない現場もあるのだけど、この現場は大工さんと直接お話させてもらっていたので、バッチリ下地が入っていて安心して作業できた。
固定金具を取り付けて、煙突をチムニー内部に通す
このタイミングで雨が降ってきて、やがて雷まで鳴り出した。急いでブルーシートをかけてロープで飛ばないように縛って、雨が室内に入らないように養生した。とりあえず室内に避難して、室内側の煙突の固定作業をして雨が止むのを待った。室内側の作業が終わった頃に雨が止んだので、再び中断した作業を再開した。
オリジナル角トップのベースを天端に固定する
角トップ本体を乗せて、無事に煙突工事終了♪
作業が終わった頃に、すっきりと晴れて青空が広がってきた。変わりやすい春の天気だったけど、問題なく完了することができて良かった。
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