高気密高断熱の平屋住宅に設置する薪ストーブとしてる私がおすすめしているHeta45Hだけど、「どのくらいの暖房面積なら良いの?」と聞かれた。
それに対する答えは「実際に施工する現場を確認しないと判らない」となる。
メーカーのサイトを確認すれば暖房面積は25-90平米と3倍以上の幅で書いてある。設置する家の断熱性能、間取りによって大きく違うので、一概に何平米の家だったらOKとは言えない。数字を出してしまうと、それだけが一人歩きしてしまうので、個別の環境によって考えながら判断しているのが現実だ。
薪ストーブの暖房能力に関しては、小型ストーブだけでなく、中型ストーブ、大型ストーブでも同じことが言える、同様にメーカーサイトを確認すれば適合する暖房面積が記載されているけど、これも2-3倍位の幅広い数字だ。この数字を見ただけでは、個別の環境に合わせるのは不可能だし、その数字をブログに転載することもあまり意味はないと思う。(暖房面積だけでなく出力も同様)
「小型ストーブでは足りないだろう」と判断する場合には、中型や大型を提案させてもらう。
小型、中型と便宜上分類しているだけで、実際にはかなり細かく暖房能力に見合う機種の候補の中から選定している。
この位の面積で、この年式の家で、この間取りの、この場所だったらと4つ位の要素を総合的に考慮に入れて、おすすめのサイズを判断している。
さらに、そのサイズの中からお客様のライフスタイルや薪ストーブの使い方や希望を聞かせてもらって、最終的なおすすめのストーブを提案している。
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コメント
おっしゃる通りで、メーカーの数字はあてになりません。エアコンの「何畳用」とかの性能値も意味がないのと同様で、家の断熱性能、暖房する空間の大きさから暖房負荷が計算できないと、必要とする熱量が分かりません。
拙宅はQ値1ぐらい、65坪の2階建て。当初はスカゲンを検討していましたが、川原さんのアドバイスでHeta45Hを選択。全館を過不足ない暖房性能で暖めてくれます。ただただ感謝です!
えっこうさま;
貴重な体験談をありがとうございます。
これまで他店で施工したユーザーさん宅の煙突掃除に呼ばれた際に、お店で勧められた機種で暑すぎてたまらないというような声を複数聞いています。住宅性能に見合った機種の選択がポイントなのですが、ケースバイケースなのでそれなりの経験が必要なのかもしれません。
単純にスペックだけ見て選ぶと失敗しますね。