一般的に薪ストーブの素材の選択肢として挙げられるのが、鋳物製か、鋼板製かの二択になりがちだ。しかし、その2種類しか知らないで、二択の中からだけ選んでいるのは、もったいなさすぎる。
薪ストーブは、それなりに高額な買い物なので、もう少し幅広い視野の中での選択肢から選ぶことをお勧めする。
実は、あまりメジャーではないけれども、薪ストーブの素材として、蓄熱性の高いソープストーン製の薪ストーブもある。即暖性で言ったら、鋼板→鋳物→ソープストーンの順番になるけど、蓄熱性で言ったらソープストーン→鋳物→鋼板の順番になる。
この機会に、知られてないソープストーンの薪ストーブの魅力を紹介しよう。単に蓄熱性が良いと言っても理解しずらいので、具体的な状況を例示して説明しよう。
2.鋼板製や鋳物製の薪ストーブを長時間焚くと「熱い」「もう焚かなくていいかな」というような強烈な刺すような痛いような状況となるけど、ソープストーン製の薪ストーブだと、柔らかい優しい暖かさがずっと続いて、長時間ずっと焚いていられるので炎好きにうれしい
3.薪の投入頻度も、明らかに少なくて済み、燃費も非常に良い
このように、非常に魅力的な薪ストーブだ。薪ストーブに求めることで「立ち上がりの速さ」を優先しなければ、本当におすすめできる。
これまでも私のお客様でも、鋼鈑、鋳物など複数の薪ストーブを使ったことのある人が、最後に選択したケースがあった。様々な機種を使ってきて、見る目を持った人だからこそ理解できる良さが、ソープストーン製の薪ストーブにはある。
天板の温度も250℃位になるので、余裕でお湯も沸騰する。
また必ずしも設計が古い薪ストーブだから悪いということもない。古き良き時代のドブレ700SL, ヨツールF500のように豪快に燃やせるストーブの魅力は今の時代になっても捨てがたい。車でも燃費を追求したハイブリッドカーの最新のプリウスより、15年位前のBMW M3の方が、明らかに運転が楽しいというのと似ている。
かわはら薪ストーブ本舗北軽井沢店に導入したソープストーン製の薪ストーブ。オランダ製のアルテック「グランデノーブルデポ」の詳細インプレ、レポートは後日また別の記事にするけれども、今回の記事では鋳物製、鋼板製の二択になりがちな、薪ストーブの選択方法に一石を投じる意味でアップする。
↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
ランキングに参加しています
コメント
おはようございます。
ソープストーン製の天板でもお湯が沸くのですか! それは凄い。速暖性よりは遅速でも蓄熱をとりたい人間なので、これは理想的なストーブですね。
益々この薪ストーブを知りたくなりました。
ヒロさま;
ソープストーン製でも天板で余裕でお湯も沸くし、実用性も優れています。
意外と少ない薪で立ち上がってくれること、薪の追加投入の頻度も少ないことも特筆できます。
少しづつレポートしていきます。