ソープストーン製の薪ストーブの炉内調理は、まさに石窯状態

先日は、料理好きな人には、オーブン付きのクッキングストーブという選択肢もあるという記事を書いた。

「料理が趣味」「料理が大好き」という人にはクッキングストーブもお勧めだ。 クッキングストーブというと、料理しかできず、暖房能力はイマイ...

しかし、オーブンなしの一般的な形状の薪ストーブでも熾火の状態であれば、炉内でのオーブン調理が可能だ。

特にソープストーン製の薪ストーブの場合は、構造物の石が蓄熱してくれているので、一般的な鉄の薪ストーブと比べて、熾火が弱くなってからも、炉内温度が安定して維持しやすく、石窯で料理を作っている感じになる。

鋼板製や鋳物製での炉内調理を経験したことのある人は理解できるだろうけど、熾火が弱くなると急激に炉内温度が落ちてきて、立て続けにピザをたくさん焼くという状況の時に、再び薪を燃やしたりして温度を上げる必要が出てきたり、温度低下防止のために、無理に熾火の量を多めからスタートしたり、途中で薪を焚いたりして、食材を焦がしがちだったり、絶妙な火加減で、上手く火を入れるのに苦労したりした経験を持つ人も多いと思う。

今回は、オランダのソープストーン製の薪ストーブ「グランデノーブルデポ」の炉内を使って、料理を二品作ってみた。

グランデノーブルデポでの炉内調理はまさに石窯

まずは先に、火入れに時間のかかるカボチャの肉付けを炉内に投入。直接食材がスキレットに触れると焦げるリスクが高いので、耐熱温度1200℃のセラミックスーパーウールの断熱材で浮かせてみた。

ある程度カボチャの肉詰めに火が入ってきたら、蓋にするために切断した頭の部分を取り外して、仕上げに表面に焦げ目をつける。

良い感じになってきたら、キッシュも投入して、2品を同時進行して、同時に仕上がるように段取りした。

キッシュとカボチャの肉詰めを同時進行

こちらも耐熱容器とスキレットの間に断熱材を入れて、食材の底が焦げるのを防止している。

構造物のソープストーンが蓄熱しているので、弱めの熾火になっても安定した炉内温度を維持してくれる。

キッシュの仕上がり具合

パイ生地が絶妙の焦げ具合。

カボチャの肉詰めの仕上がり具合

皮まで豆腐のように切れるほど柔らかくなった。

アルザスワインと一緒に

キッシュはアルザス料理なので、辛口白のアルザスワインと一緒にマリアージュ。

〆は炎を眺めながらのスコッチウィスキー

食事の後は、美しい炎を眺めながらスコッチウイスキーを楽しんだ。

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コメント

  1. ヒロ より:

    おはようございます。

    耐熱温度1200℃のセラミックスーパーウールの断熱材を間に挟んで焦げ付かないようにする考案は、川原さんならではの経験からからの工夫に満ち溢れていますね。なるほどと感心しました。
    ふと、炉内の奥面に、ソープストーンとは別の、バーミキュライトのような板が立てかけられていましたが、それはそうなのでしょうか、また、それによってどのような効果が得られるのでしょうか。
    気になりました。

    お忙しい中、面倒をおかけしてすみません。

    • かわはら より:

      ヒロさま

      さすが、目のつけどころが違いますね。

      炉内背面のバーミキュライトの立てかけは、ソープストーンが最終的に蓄熱するのは良いのですが、冷温スタートからの立ち上がり時には、炉内の熱を奪う方向にも働き、立ち上がり速度が遅くなるのを防止するための軽いチューニングです。

  2. ヒロ より:

    なるほど、バーミキュライトは熱をむしろ反射させる特性がありますし、これも川原さんならではの智恵と工夫の賜物ですね。
    とすれば、炉内の熱が早く上がるし、窓の曇り防止にも幾分かは役立っているのでしょうか???

    お答えいただき、ありがとうございました。

    • かわはら より:

      ヒロさま;

      ご推察の通り、ガラスの曇り防止の効果は「幾分」どころか「かなり」大きかったです。

  3. カケガワトミヤス より:

    このコメントは管理者だけが見ることができます

    • かわはら より:

      カケガワトミヤスさま;

      コメントありがとうございます。

      ブログも見ていただきまして、ありがとうございました。

      お役に立てて光栄です。これからも、引き続きよろしくお願いいたします。