4月の初旬に一度開催した千葉県匝瑳市内での薪集めツアーだが、好評につき第二回目を開催した。前回来たメンバーも一人いたが、残りは今回この現場に来るのが初めての人で、総勢6名での作業となった。今回は気合を入れてレンタカーのトラックを借りてきたり、軽トラックにさし枠をつけてきたり、遠方の埼玉から来たりと気合十分な人がいた。朝のうち雨が降っていて開催が危ぶまれたが、作業を開始する頃には雨も上がって、予定通り開催できた。
天候がイマイチっぽかったので私は作業しないで、ただ見ていようかと思って自分のチェーンソーは持たずに手ぶらで行ってしまった。そのため参加者の人のチェーンソーを試す機会が多かった。ハスクバーナやスチールの最新モデル、大型モデルなど切れ味や操作感の違い、持った時の重さ、音や振動など実際に手に取って使ってみないと判らない部分を感じることができた。チェーンソーの使い方に慣れていない人もいたので、使い方やメンテナンスの仕方を教えつつ、作業を進めた。
以下のリンクのスチール(STIHL)MS211Cというモデルを持っていた人がいた。工具を使わずにカバーを開けることができるのでチェーンのテンションの調整や清掃などを現場でもしやすい設計のはずなのだが、どうもテンション調整が上手くできなかった。カバーを開けて渦巻き状の調整部分を回してだいたいの位置にセットして、その後でカバーのねじ込みを回して固定するのだが、その際に先ほど調整したチェーンのテンションがきつくなってしまう。外から回すダイヤルでカバーを完全に開かなくても調整できるのだが、どこらへんまで緩めて調整するかなど、今ひとつ判らない。便利なように見える機構も取り扱い説明書を熟読してきちんと仕組みや設計を理解して操作しないときちんと調整できないシビアさも持ち合わせているようだ。前回の薪集めツアーの時もこのモデルを持ってきてテンション調整ができずに苦労して戦力になかなか加われなかった人がいた。
現場の地主さんもこのモデルを持っているので私も借りて作業しようかと思ったが、全然刃が研がれていなくてボロボロになってしまっていて全くといっていいほど切れなかったのでちょっと試してパスしてしまった。研いで修正するのも厳しい感じだった。