薪ストーブ導入コンサルタント

現在東京に住んでて、リタイヤ後に奥様の実家近くの北海道のこの地を終の棲家にするということで、少しづつ自分で内装や外壁工事を進めているという方が、今後、自分で薪ストーブを設置したいということで、コンサルティングを受けに来た。
メールや電話だけでなく実際に目の前で話をして図面や写真を見ての話なので、具体的で現実に即した話や、ネットでは伝わらない深い情報が伝達できるのだ。
まずは薪集めや薪の保管、搬入動線について確認した。メインの暖房器具として薪ストーブを使う場合には、機種がどうのという以前に重大な問題だ。まして厳寒の雪が積もる北海道だ。これは深基礎のため地下室となっていて、その中にも保管できるようになっていて、雪の中を取りに行かなくても直接家の中で移動できるようになっている。またウッドデッキ下にも保管スペースを確保できるし、薪棚を作るのも十分な場所があることも判ったので問題ないと判断した。
家の設計段階から薪ストーブを導入する前提での作りでチムニー(煙突囲い)が作られているので、後から屋根に穴を開ける工事をすることもなく、二重断熱煙突を貫通させるだけで比較的簡単に作業できる。チムニー内の断熱や煙突の固定方法などを教えた。根元まで二重煙突にした方が効率が良いこと、ダンパーを設置した方が燃費が良いこと、そして煙突と薪ストーブの接続にスライド管があった方が良いことなどを説明した。
薪の動線などが完璧に近いプランだったので不思議に思っていたら、既にこの建物を建築する時点から仮説のプレハブ内で薄い鉄板製の薪ストーブを使ってきていたので、ある程度の薪ストーブのノウハウをお持ちだった。
薪ストーブの機種は私のお勧めのドブレを考えているそうだ。この機種であれば周辺にそれほど強烈な熱が伝わらないので、私の使っているようなホームセンターの薪ストーブとは違って本格的な炉台は必要ないので、設置スペースには鉄板を敷く程度でもOKと伝えた。
二次燃焼、触媒、ウッドボックスについての疑問をもらったので、私の経験からくる考えを伝えた。それらのハイテク機構がついてない一次燃焼だけの機種でも、家全体を十分に暖房できるので温かくないということはなく、排煙についても、目視確認できないくらい透明なゆらゆらのものだということを知ってもらった。つまり実用上は一次燃焼で9割以上は決まってしまい、残りの1割以下の重箱の隅をつつくようなものだということだ。体感上、見た目上はハイテク装置がついていようといまいと全く判らないという現実は意外と知られていないものだ。
しかしながら排煙中の微粒子や煤の量を機械で測定すれば数値では触媒機が一番小さいし、二次燃焼や、ウッドボックスが中間で、何もない一次燃焼のタイプが大きくなるのは明らかだ(下記リンク参照)。だが、この数値は薪ストーブの温度が十分に上がって理想的な燃焼状態の時のもので、焚きつけ時などはこれらのハイテク機構は全く機能していないので測定値の100倍、1000倍とかいう桁違いの排煙を出しているし、温度が上がってからも薪の乾燥度合いや焚き方の稚拙さなのでも全然違ってくるので、あくまで参考として考えて、絶対視すべきではない。使いこなしの方がはるかに排煙に与える影響が大きいことを知っておくべきだ。
一通り薪ストーブの設置についての話が終わったら、今度はグレンスフォッシュの斧の試し割りをしてもらった。スチールの斧をお使いということで、違いを実感してもらえたようだ。「ぐっと食い込んで切れていく感じ」という感想をもらった。しばらく放置プレーして硬くなってしまった玉切りだが、無事に割れてホッとした。
お土産にご自身で焙煎されたグアテマラ産のクラシックマヤというコーヒー豆をいただいた。コクがあって、とても美味しかった。

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かわはら薪ストーブは全国

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